経験して初めてわかる事(2017/08/07)
昨日はインストラクター養成講座の5回目でした。
・味噌レッスンの流れ
・味噌レシピとお楽しみレシピの調理
・味噌作りのロールプレイング
・レシピ作りのルール/レシピの書き方
・今後の単発講座についてなど戦略会議(笑)
という内容の1日でした。
Basic講座の中で、発酵食の基礎知識として鰹節について少し学ぶ時間があります。
鰹節には、荒節と枯節があって、それぞれどんな特徴があるのかという話をしています。
(Advance講座では、鰹節だけでなく昆布についてももう少し詳しくお話していきます。)
インストラクター養成講座では、それぞれの色・香りを確認するのと、実際に鰹節削り機で枯節を削ってみました。
「こんなの何処で売ってるの?」と思うかもしれませんが、実は南新町商店街の乾物屋さん「丸一」さんで売ってます。
鰹節も、鰹節削り機も丸一さんで購入しました。
ただ、削り機は1ヶ月前の時点で残り2台だったので、今はもうないかもしれません。
現在は職人さんが少なくて、生産がほぼされてないので在庫がなくなったら入荷はもうないだろうとお店の方が言ってました。
まさかこんな近くで購入できるとは思いもしなかったので、即書いました。
鰹節と削り機合わせて1万円くらいでした。
どうやら、鰹節は海外の方がお土産として良く購入するそうです。(日本刀みたいなフォルムなのも人気の秘密かも。笑)
削りたての鰹節は、『【レシピ】夏に食べたい野菜のおかず vol.1(梅土佐きゅうり和え)』に使いました。
前回のインストラクター養成講座の様子を綴ったブログ『毎回楽しみなこと』にも書いたとおり、Basic講座のレシピだけでなく毎回私のきまぐれで2品ほど作っています。
自分で削ったという達成感もあり、とても美味しくいただけました。
また、【レシピ】夏に食べたい野菜のおかず vol.2(ナスのエスニックマリネ)も作りました。
ミニトマトが無かったので代わりにカラーピーマンで。
ナンプラーを使ったことがないメンバーもいたので、醤油麹とナンプラーのダブル発酵調味料パワーの美味しさに感動してくれてました。
そして、鰹節削りやお楽しみレシピはあくまで余興で、一番大事な味噌の作り方をロールプレイング。
甘酒の作り方と同じくらい味噌作りにもお伝えすべきポイントがいっぱいです。
甘酒はあっという間に仕込めますが、味噌はそうはいきません。
生徒さまの立場だと、言われた通りに夢中でこなすのみなのですが、講師は生徒さまが美味しく作れるよう、失敗しないよう、注意すべき事やコツをタイミング良く伝えていかないといけないんです。
美味しい料理、美味しい発酵調味料を作るため、生徒さまにどんな風に伝えればいいのか?講師という立場になった時、初めて見えてくるものが沢山あります。
本当の鰹節を触ることや、削ってみることもそうですが『経験して初めてわかる事』って本当に多いです。
わかったつもりになってる事を1つずつ、人に伝えられるよう理解して、自分の引き出しをどんどん増やしていく作業が、先生になるためには必要不可欠だと思うのです。
経験は、一生ものの財産です。
経験したことは、モノと違って消費して無くなったり消えたりしませんから。
できる範囲で自分なりに努力することは勿論ですが、今回の鰹節体験や前回の豆乳ヨーグルトみたいに、私が知っていてお伝えできる事はどんどん提供したいと思っています。
(生徒の皆様にも、昨日募集したまるみ麹見学ツアーのように、経験を大切にしてほしい!って思っていたので20名も集まって本当に嬉しいです。)
これでインストラクター養成講座1期も半分が終わりました。
メンバーが回を重ねるごとにどんどん頼もしくなっているのが本当に嬉しいことです。