【永久保存】白血病が教えてくれた夢の叶え方_vol.5(2019/06/21)
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2014年4月
浅草・浅草寺近くの『FRAME house』に住み始めました。
(決断してから引っ越しまでは2週間ほどでした。)
ちょうど桜シーズン真っ盛りで隅田川沿いは毎日賑わい人が溢れていました。
ウキウキしながら街を歩き、観光地でありながら住宅地でもある浅草に住む感覚は夢のようでした。
『FRAME house』に住む他のメンバーとの交流も本当に楽しくて、まるで修学旅行が楽しみで眠れない学生のような気分。
けれど職場では自分をどんどん追い詰めるようになり、息が詰まるような状況でした。
そんな私の心の支えになったのが「シェアハウス」。
朝の通勤電車に乗ればシンデレラの魔法が溶けてしまい、帰りの電車が浅草駅に着いたら、また夢の世界に戻れるような。
何しろ一刻も早く仕事を終えてシェアハウスに帰りたかった。自分の部屋にたどり着いてホッとしたかった。
あの頃の私は軽い躁うつ状態だったのかもしれません・・・。
帰ってきてからの楽しみは、自分の好きな食材を買って、好きなものを作って食べることでした。
料理をしている間だけは仕事のことを忘れて無になれた。
一種の瞑想状態だったのです。
それに、シェアハウスのメンバーはとても料理を褒めてくれました。
私のことを全肯定してくれる家族のようなメンバーのおかげで「消えてしまいたい」とまで思いつめていた私は、自分の居場所を得ることが出来たのです。
私にとって料理を3食(当時はお弁当も持参していました)作ることは、ストレス発散であり、なんの抵抗もなく出来ることでした。
(当時は玄米菜食っぽいものを作ってました。)
但し、ちょっと人より好きなだけで、上手いわけでも無い、資格もない、料理学校に行ってたわけでもない。
当然、それを仕事にしたいと思うなんてありえない話なんです。
でも、私の中の『キラキラ』になりそうな要素は、それ以外何もなかった。
最初は、「仕事にしたい」ではなくて、3食ともゆっくり時間を気にせずに好きなものを好きなタイミングで好きな場所で食べられたらいいのにな・・・という願望からでした。
特別上手なわけでもないけれど、自分を分析してみたら、その願望だけが強烈で、「じゃあ、料理の仕事で家で出来たら私の願望は叶うよね」って思ったんです。
でも、当然ながら願うだけで叶うはずがありません。
じゃあ何故、今、料理教室が出来ているかと言えば、キッカケはインナービューティーダイエット協会を知ったからです。
2014年6月から通い始め、1dayの資格講座を取りました。
その後、2014年11月。
友人と東京から倉敷へ向かう電車の中で「私、OLをしながら料理教室を始めようと思って・・・」と軽い気持ちで夢を打ち明けたら、まさかのダメ出しをくらいました。
「OLやりながらじゃ本気になんてなれないんじゃない?料理教室が上手くいかなくても簡単に諦められる。そんなので上手くいくわけないよね?」と。
友人からの愛の鞭でした。
心の中はざわめきどよめきました。
「住む場所」だけを変えて「仕事」はこのままで人生を変えようと思っていたのに、それじゃあ中途半端だと言われ、全くその通りすぎて頭の中は真っ白になり、どうしたらいいのか分からなくなったのです。
喪失感を引きずったままたどり着いた宿で、私は運命の人と出会います。
目の前に座ってギターを弾く姿に、正直釘付けでした。
「何故か分からないけど、この人のことをもっと知りたい」という予感めいたものを感じました。
それが、主人です。
更に、同じ日に宿に泊っていた別の方に「料理が好きなら絶対に『くうねるあそぶ』は行った方が良いよ!』と言われたのです。
神様とは、なんとも遊び心があるなと感じます。
そんなわけで、出会ってからわずか2ヶ月で、私たちは東京と香川の遠距離恋愛をスタートさせました。
勿論、結婚前提で、いずれ仕事を辞めるという意味です。
時を同じくして『空音遊』にも『運気アップラン』という二泊三日の合宿で初めて伺い、のりさんの生き方や考え方に衝撃を受けました。しかもその場で、来年は丁稚に来たい!とまで宣言してしまった自分には驚きました。。
正直、今までの私にはありえない選択なんです。
だって私は、定年まで安心して勤められる会社!と思って大学事務になったのです。
毎月9万円の薬代を払うはずのところを2万円で済むのは本当に有り難かったし、お給料も額面で月25万以上もらってたし、ボーナスは年間7ヶ月分も出ました。
だから、仕事は絶対にやめられない。と思ってたのに、、、、。
友人からの愛の鞭
病気であることも含めて私の存在を全肯定してくれる彼の存在
のりさんという面白い生き方をしている人に出会ったこと
ライバルの多い東京ではなく、地方都市でのんびりと自宅教室が出来ること
インナービューティーダイエット協会の講師養成講座申し込みが迫っていたこと
そして何より『3食ともゆっくり時間を気にせずに好きなものを好きなタイミングで好きな場所で食べられたらいいのにな・・・』という願望が叶うこと
様々な要素が一寸違わず相まって、私は人生最大の決断に至ったのです。
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