【永久保存】白血病が教えてくれた夢の叶え方_vol.3(2019/06/19)
<白血病が教えてくれた夢の叶え方_vol.2に戻る>
白血病になってから2年が経ち、鬱々としながらも総務課に少し慣れ始めた頃、私は運命の本と出会います。
その本の中で『あなたの周りに尊敬できる人は何人いますか?30人名前をあげてください』という一節があります。
本を手に取った当時の私は、『尊敬できる人ゼロ』でした。
『尊敬できる人が周りに殆どいない方は、自分が思ったように周りの誰からも尊敬されていないのです』と。
大きな雷に打たれた感覚でした。。
「どうして私が白血病になったの?」と現実を見て嘆いてばかりの私。
自分よりしんどい思いをしている人をネットで見つけて憐れみ「私はまだマシなのかな・・・」とやり場のない感情をこじらせて。
職場では、仕事が出来ない自分を責め続けてどんどん肩身が狭くなり、自分の存在感を隠すようになっていました。
「なんで私が?」
「私はかわいそう」
「私はまだマシ」
犠牲者意識で、自分が自分を憐れんで、無意味な比較の中で生き続けようとしていた。
こんな私を誰が尊敬してくれるだろうか?
「誰もいるわけないじゃん。」
とまるで本が語りかけてきたようでした。
本は時々、痛烈なことを言うものです。
でも、時々、人生を変える言葉もくれる。
『周りに尊敬できる人がいないのならば、行動を変えて、出会う人を変えなければならない』と。
大きな雷に打たれた感覚は過ぎ去り、今度はまるで崖っぷちに立つ感覚になりました。
家と職場の往復もかれこれ3年以上になる。
同じ時間
同じ道
同じ電車
同じ職場
同じ人たち。。。
この繰り返しの先に、本に書かれたような未来は待っていないとハッキリわかったのです。
だから途端に怖くなって、自分のつまらない未来が全部見えてしまった気がして、もう崖から飛び降る以外方法はありませんでした。
家と職場の繰り返しを打破するためには「住む場所」か「仕事」を変えなければならないと。
私は、毎月9万円の薬代を払うはずのところを職場の保険制度によって2万円で済むようになっていました。
(薬自体の定価は100万円超。保険の3割負担制度や限度額設定があることで9万円で収まっていたのです。)
だから、『仕事は絶対にやめられない。』
じゃあ「済む場所」を変えるしかないか・・・と考えるようになり、以前から興味があったシェアハウスの総合紹介サイトを現実目線で眺めるようになったのです。
けれど、見学に行くことさえなかなか出来ない自分がいました。
実家を出たことがないし、わざわざ家賃を払ってまで別の場所に済む意味があるのか・・・と自問自答の日々。
ウンザリするほどサイトを眺め続けて、やっとの思いで1つの物件へ見学に行くことを決めたんです。
それが、浅草・浅草寺近くの『FRAME house』という場所でした。
<白血病が教えてくれた夢の叶え方_vol.4へ>