【永久保存】白血病が教えてくれた夢の叶え方_vol.2(2019/06/18)
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2012年4月から、私の闘病生活がスタートしました。
ありがたいことに、薬さえ飲めば日常生活をほぼ制限なく、今まで通りに生きれることが分かりました。
白血病にも様々な種類がありますが、私の場合には手術(骨髄移植)や入院生活をする必要なかったのです。
髪が抜け落ちることもなく、本当に想像していた以上に、『今まで通り』のはずでした。
『今まで通り』のはずと書いたのは、色々な意味を含んでいます。
まず、初期の頃に薬の様々な副作用に悩みました。
特に、足の浮腫みがひどく、ひと目にわかるほどではないものの、仕事から帰宅した後、自分の部屋にあがる階段を登るのがキツクてキツクて。。。
それと、全身の倦怠感。
朝、通勤途中にある駅の階段を登り切るだけでゼーゼーする。
白血病と診断される前からこんな状態で「私ってそんなに運動不足?25歳が階段でゼーゼーしててどうするんだか・・・」と軽く思っていました。
「ゼーゼーする」理由が、運動不足ではないことがわかったのは良かったですが。笑
実は、白血病だとわかった1年後、私の身体を考慮して内勤中心の「総務課」へ異動がありました。
人とコミュニケーションを取るのが好きで、お喋りが好きで、じっとしていられないタイプの私にとってルーティン業務ばかりのとても辛い部署でした。
皆んなが私の身体を心配してくれます。
まるで腫れ物に触るように、私のことを皆んな「かわいそう」と思っている。
けれど当然仕事も振られます。
1日のうち、トイレとお昼休憩以外に椅子から立ち上がることが殆どない仕事。
ずっとパソコンに向かって、殆ど喋る必要もない。
私じゃなくても出来る仕事で、常にデキル先輩の元で支持されながらやる仕事。
こんな仕事をあと40年もやり続けるのかな・・・
そんな風に思うようになり、全身の倦怠感は更に増していきました。
極度の眠気も合間って、一日中朦朧とするのです。
それでも「ミスしないように与えられた仕事をやらなきゃ!!!」と頭の中では必死に叫んでいる。
入学課時代には、バンバン仕事をこなして頭と身体がフル回転して毎日仕事をしていた私。
なのに、今は、頭は必死になって仕事をしなきゃと言っているのに、身体の方が全く付いていかない。
集中力が殆どなく、午前中から眠くて眠くて仕方がない。
トイレで数分目を閉じて、「どうか眠気がとれますように」と願うけれども、全然ダメ。
1時間おきにトイレで数分目を閉じて、お昼休憩にも仮眠をとって、それでもずっと眠かった。
そんな状態でこなす仕事はミスばかり。
「なんでこんなに出来ないんだろう」と自分を責めて、責めて。。
周りからも失望や憐れみの眼差しを向けられているような気さえしたのです。
私なんか要らない。
私がいても迷惑。
まともに仕事も出来ない癖に金食い虫め。
こんな日々が続くのなら、いっそのこと消えてしまいたい。
そうやって自分をどんどん追い詰めるようになってしまいました。
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