日々の食卓を彩るのが楽しくなっていく(2017/02/26)
今週末は連日Basic講座の味噌の回です。
2週間で出来るふんわり糀家流味噌作りと、味噌を使ったレシピを学びます。
「味噌作りってこんなに楽しいんですね。」
「作り方を聞いたら、これなら家でもやれる!って思いました。」
「家にある道具で出来るし、樽も要らないし、すごく簡単。」
そんな生徒さんの声が嬉しい。
前にもブログに書いたけれど、結局自分で家でも作れるようになって欲しいと私は願っているから。
毎年冬に味噌を仕込みに教室へ行って、それがなくなったら市販の味噌を買ってやり過ごすのはナンセンスです。
しかもこの味噌、冬にしか作れないんじゃなく、1年中仕込めるんです。
だから私も年に何度か仕込みます。
味噌を仕込むと大豆のイソフラボン効果で手がしっとりふわふわになるという効果もあります。
それに、大豆の煮汁は余ったらスープに加えたり、豆乳で割ってプリンにしたり、ブラウニーの生地に加えちゃったりと、様々な活用ができちゃうんです。
いいことづくめの味噌作り。
そうそう、新春スペシャルレッスンにて味噌を仕込んだ方から、「今まで仕込んだ味噌の中で一番美味しかったです!」と絶賛していただきました。
物凄く嬉しいです。
手前味噌に勝るものって市販品には存在しないって思ってます。
さらに、いい氣持ちで仕込んだ味噌は絶対に美味しくなるんです。だからワイワイみんなで話しながら仕込んだ味噌って絶対に美味しい。
あとは出来上がるまでの間”美味しい味噌が出来上がって、毎日自家製味噌のお味噌汁をいただく”ことをわくわくしながら待って、たまに愛情込めて味噌を揉んであげたら最高です。
あなたの思いは絶対に味噌にも伝わります。だって菌は生きてるんだから。
そして、味噌作りのあとは味噌を使ったレシピを作ります。
お味噌汁以外の美味しい味噌の活用方法を学びますよ。
料理に使うことも計算して塩加減を決めているので、ふんわり糀家の味噌は単に甘いだけの白味噌ではないんです。
ミネストローネ、胡麻味噌炒め、ぬた和え、、、と味噌を使って全く味の違う料理に変身させます。
どれもご飯がすすむし、野菜だけなのにボリューム満点だし、みなさんお腹いっぱいで大満足です。
「先生の料理はいつも本当に簡単だし、他のお野菜やお肉を入れてのアレンジも教えてくれるからすぐ家で作れる」
そう言ってもらえるたびに、ちゃんと生徒さまにとって”毎日食べたい作りたい発酵食料理”になっているなと安堵します。
鍋炊きご飯の作り方、野菜の切り方、包丁を使う時の姿勢など、普段何氣なくやっている料理の1つ1つ。
疑問を持ってもそれを聞ける相手がいなくて、今更誰にも聞けないって思ってて、なんとなくやっているけどこれで本当にいいの?って思いながら時が過ぎて、料理が億劫になって。。。
Basic講座をやってて思うのは、料理が美味しくなるコツって習ったレシピの数ではなく、料理をする中での小さな疑問を取り払っていったり、野菜が早く綺麗に切れるコツを知ったり、美味しいと思える調味料や自分の氣にいった道具が揃っている状態だったりするんじゃないかな。
レシピはその後で、結局はいかに自分が心地よい状態で台所に立てるかが料理の味を決めているんだと思います。
Basic講座1期生の家にはこれで、塩麹・醤油麹・甘酒・そして味噌も加わり、より日々の食卓を彩るのが楽しくなっていくこと間違いなしです。