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【イタリア留学_vol.14】トスカーナでイタリア家庭料理を学ぶ(2018/06/20)

さて、いよいよ私が通っている料理学校のことについて綴りたいと思います。

私が通っているのは「イタリア家庭料理コース」

そもそも、イタリアには20の州があって、その中でフィレンツェはトスカーナ州の首都です。



トスカーナという単語はどっかで聞いたことのある方も多いのでは?

逆に言えば、その他の州の名前はピエモンテ州(奈良で行ったイタリアンがピエモンテ州で修行した方のお店だったので知ってる)とシチリア州くらいしか私も知りませんでした。

そのくらいトスカーナっていう単語は日本人にとって馴染みがあるはず。

イタリアは地方によって料理がまったく違います。(上の赤くなってる部分がトスカーナ州)

元々、つい150年ほど前までは別々の小国家だったらしく、郷土愛が深い。

・北イタリアは、バターやチーズ、生クリームを使う料理が多い

・トスカーナは野菜や豆、肉の煮込みなど

・南へ行くとトマトや魚介類をふんだんに使った料理

という感じだそうです。

でも、日本人の口には、トスカーナ料理のように素材の味を大事にした料理が合うため、日本人の料理人の多くはトスカーナの料理店で修行をしているんだとか。

だから、イタリアの20州の中でもトスカーナ州だけすごく耳馴染みがあるんだと思います。


さて、クラスの雰囲気はとってもアットホームな感じ。(最大でも7人までで、日本人通訳さんが付いてくれるのが本当にありがたい)

真ん中の白いエプロンをしているのが講師のガイア先生。

と言っても本当に気さくな、近所のお母さんから料理を習っているような感覚です。


料理の方は、初日から七面鳥を使ったSECOND(お肉やお魚料理のこと)!

日本ではなかなか手に入らない食材だけれど、他にどんなもので代用できるか、どういう調理法が向くのか、このレシピはどんな時に食べることが多いとか、調理の際の細かなポイントまで隅々教えてくれます。

もう、メモ!メモ!メモ!

料理に関する豆知識を沢山聞けることが、すーっごく楽しい!


私、つくづく思うんですが、料理作ることよりも、それにまつわるストーリーや知識を身につけることの方が一層興味が湧くのです。

知識を知った上で料理するのが楽しいわけで、知ってないとただの作業になっちゃう。

だから、ふんわり糀家のBasic講座でも調理よりも圧倒的に講座が長くなっちゃうんですよねー。笑

上の写真は、ズッキーニのリゾット。(リゾットという言葉はイタリア語!)

これも凄く美味しかったので、近々家で復習しようと思っているレシピの一つです。

リゾットを作るのにも、イタリアには様々な品種のリゾット米があります。

スーパーに行くと種類がありすぎてよくわからないのですが、ガイア先生のおすすめをメモっていると買い物の際も迷わず買えて、楽しいです。(それでも、リゾット米の消費量は多くなく、スーパーでも圧倒的にパスタコーナーの方が広いですけどね。)


クラスでは、毎回必ずドルチェも作ります。

だから、こっちに来てから毎日のようにしっかりお砂糖使った甘いものを食べています。笑

上の写真は、チョコレートとコーヒーのカスを入れたブラウニーみたいなもの。

しっかり甘いけど、エスプレッソと合わせて食べるのがとても美味しい!

基本的にイタリア人は、毎日何杯もエスプレッソを飲むのです。

だから、勿論食後にエスプレッソと甘いドルチェの組み合わせは定番ってことなんです。


ガイア先生のスタジオは白を貴重としたとても素敵な空間。

私も次はこんな空間のスタジオを作りたい!って初日に早速旦那さんに写メして伝えました。笑


先週は人数が多くて、日本人5人とアメリカ人のおじさんと台湾人の男の子の計7人と通訳さんたち。

ワイワイガヤガヤ、みんなで盛り上がってました!

私は多少英語も聞き取れるので、英語の通訳さんと日本語通訳さんの両方を聴きながらメモするのも楽しかったな。

でも、英語全然喋れない日本人もいたけれど、料理は言葉が通じなくてもジェスチャーで何とでもなるってことを改めて確信したし、言葉の壁を超えて交流できるのがいい!

やっぱり言語はあくまで”手段”で目的である”料理”を通して色々な人と繋がりが広がるのは、とても素晴らしい経験だと感じます。


そんなわけで、早くも香川に帰ったらイタリア料理クラスを作ろう!と考えてます。

もちろん発酵調味料の要素を入れられたらいいなぁとは思いますが・・・。

ガイア先生の授業は、使う食材をみんなパクパク食べて味見をしたり、試食も結構頻繁で、大らかで(大雑把な)リラックスした雰囲気がとてもいいなと思いました。

初日から「参加したい人がすればいいし、見ているだけでもいいよ」と言われ、料理のレベルに合わせて自分のやりたいペースで参加できるのも素敵なスタンスだと感じました。

あー、イタリア料理クラス、何作ろうかな!


まだ帰りたくないけれど、帰るのも楽しみ!笑

明日からは面白い食材とか、スーパーでの買い物の仕方とか、色々料理に関することを綴っていきたいと思います。

ちなみに、今週末は一人でミラノまで行って、ベルニナ急行に乗ってスイスのサンモリッツまで行って来ます!

先週バルセロナにも行って、フィレンチェ郊外にも電車で行って、もうどこにでも行けるかなと、何とでもなるさ!と思ってスイスまで行っちゃうことにしました。笑

スイスの大自然も皆さんにお届けしますねー!

Ciao!

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