【イタリア料理留学_vol.30】ドイツ・シュツットガルトからフランス・ストラスブールへ(2018/07/09)
ボンジュール!今私は、シャルル・ド・ゴール空港にいます。
さて、いよいよ最後の目的地、トゥーロン・イエール空港にこれから出発します。
トゥーロン・イエール空港はフランスの南端にあり、西に行けばマルセイユやエクサンプロバンス、東に行けばコート・ダジュールやカンヌ、モナコなどがあります。
さて、ここまでの道のりを整理しておきましょう。
6月5日 フィレンツェにて最後のクラスを受けた後、夕方の便でオランダ・アムステルダム経由にてドイツ・シュツットガルトの友人宅に着きました。
KLMに乗るのは初めてだったのですが、フィレンツェからシュツットガルトまでは直行便がないので、2時間でアムステルダムまで着いて、乗り換えてまた2時間でシュツットガルトに到着しました。
実は、アムステルダムに到着した時、想像以上に涼しくて、一体自分は今どのへんにいるんだろう?と思ってGoogleマップを見て見たら、ロンドンよりも北緯でびっくり!(地図上で青丸になってるところがアムステルダムの空港位置です)
オランダってこんなに北だったのね。。。
フィレンツェは、赤のハートマークの位置なので、だいぶ涼しくて当然です。(それにしてもフィレンツェは蒸し暑かったな。。)
6月6日 シュツットガルトから車で3時間、ノイシュバンシュタイン城へ!
この日は朝から凄い雨。
基本的に旅行中に雨に降られることがない晴れ女の私なので、人生で初めてかも。。
ただ、友人と一緒に車で出かけたので、そこまで濡れることもなかったし、なにより上の写真を撮ってる時や、橋の上からノイシュバンシュタイン城が見れる絶景ポイントでは雨が一時的に止んだので、やっぱり晴れ女!と確信。笑
長袖でもちょっと肌寒いくらいで、バルセロナの空港で買ったUTERQUEのブラウスが早速大活躍でした!
お城はすごく綺麗で面白かったし、日本語のオーディオガイドもあるので良かったです!
但し、友人夫婦も言ってたけれど、ドイツ料理は、料理とは言えないようなものばっかなので、1度食べたらもう十分満足ってかんじでした。
そんな中でも、美味しいと人にオススメできるのはこれ!と友人が頼んでくれた白っぽいハーブ入りのソーセージ。
甘いマスタードがついていて、確かにこれは美味しかったです。
この時点であれだけ十分だと思ってたイタリアンが恋しくなりました。笑
基本的に、肉かじゃがいもが形を変えて出てくる以外はレパートリーがない・・・と3年も住んでいる友人が言うんだから間違いなし。笑
上の写真はまるでミラノ風カツレツみたい。
でも、不思議なことに海外に来るとフライドポテトが妙に美味しく感じるのは私だけ???
でも、シュツットガルトの街並みはなんとも可愛らしく、フィレンツェとは違って雪が積もることもあるため基本的に三角屋根の家が多い。
いつもお世話になってるウェルネストホームさんの住宅技術はドイツのもので、実際に友人宅を見ても窓や壁が分厚く断熱性に優れていて、冬でも部屋の中はとても暖かいそう。
モデルハウスに何度か泊まった時に色々な説明を受けていたので、実際にドイツの住宅に泊まらせてもらって、「わぁ!」と納得することがたくさんありました。
また、外食はあまりレパートリーがないけれど、オーガニック大国のドイツだから街中でマルシェがやってました!
週に2度、街中にワゴンが立ち並んでマルシェをするそうで、この野菜たちは新鮮そのもので見ているだけでワクワクしました。
マルシェには野菜だけでなく、肉類や魚類、チーズやパンなどを売ってるワゴンもあり、ここにくれば必要なものが全部手に入るみたいです。
イタリアもそうですが、ドイツも勿論ハムやチーズの種類が豊富すぎる!
街中には本当にたくさんのパン屋さんがあり、THEドイツパンらしい黒っぽいものから、イタリアにもあった白っぽいパンやクロワッサンなどまで色々な種類がありました。
もし近くに住んでたら毎日違うパンを買って食べ尽くしたい・・・と思うくらい種類がありすぎて凄いです。
こんなにパンを焼いて、売れるんだろうか???と思うくらい凄い勢いで、天井近くまでパンが積み上げられています。
6月7日 シュツットガルトから車で1時間半、フランス・ストラスブールへ!
ストラスブールはフランスの東端、ドイツとの国境に位置するアルザス地方にあります。
カントリーな雰囲気の漂う建物がとても可愛い!
イル川が街中を流れていて、観光用の遊覧船もありました。
どこを撮っても絵になるので、キメポーズして写真を撮ってる人がいっぱ。笑
インスタで『#STRASBURG』とか調べると、雑誌のようなキメポーズ写真がたくさん出てきて、なるほどー!と思いました。
遊覧船に乗り込むとここでも日本語オーディオガイド付き!
それだけ日本人が多いってことだろうけど、実は街中では2.3人くらいしか日本人らしき人に会わなかったな。。。
そして、ふんわりさんに超オススメなのがここ!!!
Casa BRUTUSで紹介されてた4つ星ホテル・リ アラ(HOTEL LE HARAS)に友人たちと宿泊しました。
ヨーロッパのホテルにはありえないくらいホスピタリティーも良く、綺麗でおしゃれで、アメニティーも揃ってて文句なしに素晴らしかったです。
ここは、元々乗馬学校だった建物をホテルにしたので、館内のあらゆるところに皮を使ったモチーフがあります。
私の部屋は、古い梁を生かした屋根裏部屋チックな雰囲気でとってもおしゃれ!
床も無垢で、白と茶色を基調とした室内は、なんだか家に帰ってきたような安心感もありました。
お風呂もちゃんとバスタブが着いていて、1ヶ月ぶりにお湯に浸かれた幸福感はハンパない!やっぱりお風呂大好き日本人です。笑
アメニティーもイタリア製のもので、日本人が使ってもキシキシしないようなハイクオリティーのものでした。
凄いなぁ。4つ星ホテルと言っても結構ピンキリで、シャワーのお湯が出ないなんてことも当たり前なので、さすがCasa BRUTUS!と思いました。
レストランの美味しさもレベルが高い!
フォアグラやらイベリコ豚の生ハムやら、さすがフランス!と言うおしゃれ感。
特に、仔牛肉の料理がとても美味しくって、おそらくレバー?という雰囲気の味なんだけど、フワッフワでとろける味わいでした。
バルサミコを使ったソースがこれまた良く合う。
デザートの盛り付けもなんともお洒落!
チョコの濃厚な味わいは一口で鼻血出そうな勢い。
クリームブリュレや、ミント味のホイップクリームの乗ったシュー、ラム酒の聞いたズコット、この1ヶ月でどんだけ甘いもの食べたんだろうなぁ。。
でも、繊細な盛り付けはさすがフランスという雰囲気でした。
あと、こんな可愛らしいプレッツェルも食べられました!
ドイツではどこでも売ってるこのプレッツェル。(味は日本で食べるのと同じで美味しいです)
やはりストラスブールでも定番のようでした。
6月8日 ストラスブールからほど近い街コルマールへ!
日曜日ってこともあり、飲食店以外のお店が全部定休日。
でも街中を歩くだけでも綺麗でいい感じ。
コルマールは、日本人は滅多に小さな街で、上の写真のように馬車に乗って街中をぐるっと一周できちゃうくらいのコンパクトさ。(上の写真はノイシュバンシュタイン城で乗った時のですが、全く同じような馬車にコルマールでも乗りました)
アルザスワインの産地にも近く、ワイン好きならワイナリー巡りで訪れる街です。
クリスマスかバレンタイン⁉︎と思ってしまうくらいの可愛いデコレーションをした建物が多く、ストラスブールよりもおとぎの国らしさ満点でした。
それにしてもこのデコレーションは凄い。。。
トリップアドバイザーで上位だったお店に予約の電話をしてみると、英語がなかなか通じなくて大苦戦。
なのに、お店に行くとちゃんと英語しゃべれる店員さんがいて、「あれ???」って感じでした。
上の写真は日本の食パンを2枚繋げたような大きいブルスケッタ。下はのキッシュ・ロレーヌです。
今更わかったことですが、バターとチーズが過剰だとほとんど食べないうちに胃がもたれてくるので、ここ数日はなるべくバターとチーズが少なそうなものを選ぶようにしています。笑
友人が注文したキッシュも美味しかったんだけど、日本の4倍くらいの大きさで、バター感も凄くて、一口で胃がもたれそうな勢いでした。
本来はバターやチーズやお肉のアルカリ性質をワインの持つ酸によってバランスを取るから美味しく感じるのですが、私はあんまり飲めないからそうもいかない。。。
ただ、あんまり飲めない私でも「ワインがちょっと飲みたい」って思うくらいバター・チーズ・お肉が凄いので、きっとヨーロッパに住んでたらだんだんワインの飲める量が増えていくのだろうなぁ。
夕方、友人が帰路についた後は一人で夕ご飯へ。
アルザス地方の郷土料理は発酵がらみのシュクルート!食べないわけにはいきません。笑
ザワークラウト(=フランス語でシュクルート)は、ウィンナーと豚塊肉とキャベツを白ワインで煮込んだポトフのような料理で、マスタードと西洋わさびをアクセントに食べます。
ボリューム満点だけど、バターやチーズ感はゼロなので、比較的さっぱり食べられました!
6月9日 ストラスブールからCDG空港へTGVで移動し、CDG空港からトゥーロンイエール空港へ!
楽しかったストラスブールでのひとときもあっという間に過ぎて、いよいよ最後の目的地に向けて出発します。
ここ数日は移動が多くて結構ドキドキすることが多かったんですが、無事にCDG空港についたので一安心。笑
ということで、次回は南フランスでの様子を綴りますね!
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