東京でのレッスン、GWで最後(2019/03/17)
GWの4/27〜4/29に東京・表参道でBasic講座3期を開催します。
これが私の最後の東京レッスン。
6.7.8月に体験レッスン、秋以降にはBasic講座東京4期とAdvance講座も開催を検討していましたが、白紙にします。
今まで3度、東京で単発レッスンやBasic講座を開催し、とても楽しく、素晴らしい経験をさせてもらいました。
特に、Basic講座は半年以上前から日程を計画し、ホテル・会場・航空券を押さえて、香川県から講師を連れて行く、結構壮大なイベントごとでした。
まるで文化祭のような、大学のオープンキャンパスの運営のような、表には見えない数々の段取りと計画を要する東京でのBasic講座は、高校時代に文化祭実行委員長を務め、大学職員時代にオープンキャンパスの運営を総括していた私にぴったり。笑
やりがいと達成感に溢れたレッスンでした。
決して嫌になったからとか、大変だから、とかそういう理由で東京レッスンを辞めるわけじゃないんです。
講師たちと泊まり込みで挑むレッスンは、部活の合宿みたいで楽しいし、香川県にはない珍しいお料理とかお店にも行けたり、数日間の表参道ライフは、毎回なかなか充実しています。
埼玉に住んでいた頃は、表参道に泊まって、表参道のスーパーで買い物するなんてありえないことで、でもそんなことが出来たらどんなに楽しいだろうなと思っていたので、夢がちゃっかり叶ったわけで。
自分が料理教室を開きたいという願望が生まれた時に、「でも東京じゃ埋もれてしまう。だから地方都市へ行きたい」と思うようになって、結果的に香川県で料理教室を開いたものの、いつのまにか東京のど真ん中でレッスンを開催して、人が集まるようになっていたし。
さらに、認定講師たちに『東京でレッスンをする』という経験を共有したい気持ちが強かった。
なんと言うか、やっぱり『東京でレッスンをする』って関東に住んでない人からすれば、一つのステータスというか。
誰しもが簡単に東京でレッスンをして人が集められるわけじゃないので、その醍醐味とか経験て、きっとこれからの講師人生の中の財産になるって思った。
そんな風に振り返ると、東京レッスンは私の叶えたかった夢の1つだったのです。
じゃあ、なぜその夢を続けないかと言うと、1つは、私自身飽きっぽい人なので、これから先も今までと同じ熱量をもって、この壮大なイベントごとに挑めないんじゃないかってこと。
くだらなすぎる理由だけど、私にとっては結構大事なこと。
やっぱりワクワクに溢れた状態でレッスンをしたいし、ワクワクしてないと人も集まらない。
どんなイベントも、主催者のエネルギーと、お客さんの人数はイコールだと思うのです。
これから先、トークショー、ロンドンレッスン、他拠点ライフ(詳細はまた別のブログで書きます)、ふんわりホテルの構想なども進むため、私のワクワクの規模が膨れあがっていくにつれ、東京レッスンにかけられる熱量も減ってしまう。
そんな状態でみなさまとお会いするのは失礼だと思うのです。
2つ目は、全国の認定講師サロンか、ふんわりサロンまで足を運んでほしいから。
「なかなか香川県まで行けない」
「地方から地方には行きにくい」
「東京は香川県の比じゃないほど人がいるから東京でやった方が集まりやすい」
「なかなか都合が合わない」
などいろんな声があり、私も東京という場所の便利さはよくよく理解しています。
でも、きっとあれやこれや理由をつけて申込みをしない人は、どれだけ家の近くでレッスンが開催されるとしても、行かないと思うんです。
「行けない」のじゃなくて「行かない」だけ。
本当にどうしても行きたい講座があれば、私だったら、なんとしてでも日程を合わせて、なんとしてでも参加できるように他の予定を調整します。
それほどまでに魅力的で、どうしても願望を叶えたいと思ってもらってないなら、今はその方にとってふんわり糀家のレッスンを受講するタイミングではないんです。
31年間生きていて、やっと自分自身の心踊りときめくものがなんなのかが、わかるようになってきた私ですが、これだけモノが溢れる世の中においても、自分が心の底からワクワクが突き上がってくるような、楽しみで堪らない事って、そう多くはありません。
きっと、あなたもそうじゃないかと思います。
心踊りときめくものを見つけた時、迷いながらも本当はもうまっしぐらに手に入れたい欲に狩られるはず。
そういう想いになってからふんわり糀家のレッスンを体感してもらう方が、講師にとってもあなたにとっても最上級に満ち足りた時間になることでしょう。
3つ目に、うどんだけじゃない香川県を知ってほしいから。
今後『ライフスタイルツアー』というのを考えていて、それともリンクするんですが、要するに県外からわざわざ香川県のふんわりサロンまで来てBasic講座やAdvance講座を受講してもらう価値があるんです。
わざわざ遠くから来て
わざわざお金と時間をかけて
わざわざ来てもらうからこそ味わえる経験があるから
東京レッスンをすることで、そのチャンスを減らしてる気がしたんです。
香川県て、私たち世代のときめくような観光スポットがあまりないから、旅行先の候補にも上がりにくいと思うんです。
けど、ライフスタイルという点で見れば、心踊りときめくお店が沢山あって、都会よりもよっぽど魅力的!と思ってしまうくらい。
自転車の範囲内で、有機野菜が東京の半額以下で買えるし、素敵なオーナーさんがいるうつわ屋さんや洋服屋さん、極上のイタリアンに鮮度抜群のお寿司やさん、美味しいコーヒーが飲めるカフェもある。
わざわざ香川県まで来てくれた方と、一緒に買い出しして料理作って食べて、ライフスタイルにまつわるお店をウロウロして、プラスαで、観光をしてもらったらどんなに楽しいだろうかと思うんです。
それって私が東京に行って便利さを提供するんじゃなくて、こっちで「お待ちしてました!」って形じゃないと実現しないでしょう?笑
4つ目。正直これが一番の本音。
(先3つの理由は、なんか表向きの内容だなと、今思う。けれど、嘘じゃないので消さずに公開します。笑)
東京に出なきゃって言い始めたのは旦那さんで、その期待に応えたいと思って頑張ってきた私。
親の期待に応えなきゃと思って優等生で頑張ってきた私にとっては、いつのまにか旦那さんへも同じように感じていた。
本音は「不安一色」だったけれど、彼がそこまで言うなら東京でやった方がいいのかなと思い込むようになっていた。
初めての東京Basic講座当日を迎えるまで、その「不安」要素は抜けなくて、終わってみれば最高に楽しかったし、やってよかったと思った。
だけど、『東京でレッスンをすること』に関しては、自分のワクワク以外の葛藤があった。
・旦那さんを失望させなくない、嫌われなくないという恐怖
・「東京でレッスンしてます」というステータス、優越感と他人からの「凄いね」という評価
・誰かが東京で発酵の教室をどんどん広める前に我先にという焦燥感と競争意識
そんな私自身を見て見ぬふりして、なんとか「やるぞー!やった方がいいに違いない!」という方向に持っていって開催して、結果的にはそうまでしても達成したことをよかったと思えている。
でも、恐怖、優越感や他人からの評価、焦燥感と競争意識から生まれたものを、このまま続けてしまうと、どこかで強制終了がかかるんじゃないかと思っていた。
だから、強制終了が来る前に、自分でやめなくちゃと。
思っていたのになかなか出来なくて、やめる勇気が出せなくて。
「今年は東京でガンガンレッスンする!」とまで旦那さんに宣言してた。
何をやっても本当に優しい旦那さんだから、『失望させたくない、嫌われなくないという恐怖』なんて感じる必要はないのに、感じてしまう。
誰かの期待に応えようと頑張りすぎて、嫌われたくないと他人の意見を尊重して、立ち止まったら追い抜かれてしまうという競争意識で、そんな気持ちが昔から根底にあった。
でも、そうじゃないってことを教えてもらった。
そういう生き方はキツイ。
そういう生き方をしてきたから白血病になったんじゃないか。
そういう生き方をやめなさいと神様に言われたのに、またいつのまにか走り始めていた・・・。
そうじゃない。
そうじゃないんだ。
頑張らなくていい。
もっと周りを頼っていい。
期待に応えなくていい。
誰かに嫌われてもいい。
ダメなやつでもいい。
ちゃんとしてなくてもいい。
そんな一面も含めて、全部が私。
これが私という人間。
私はいつまでも永遠にわたしだ。
旦那さんに言ったら、きっと呆れられるし、東京に行け行けと言われる。
呆れられても構わない。
どんな決断をしたって、私の気持ちは私以外の誰にもわからない。
私の人生は、私の時間は、私だけのものだから。
失望されても嫌われてもいい。
だって、結局いつでも愛されているんだから大丈夫。
何をしたって大丈夫。
誰に嫌われることよりも、自分自身を欺くことが一番残酷だから。
こうやって一つずつ、自分の本音に正直に生きてゆく。
もう頑張らなくていい。
本音を見るのは怖い。
こうやって開示するのも怖い。
でも、書きながら自分の「今」の本音を浮き彫りにしていうブログという作業がこの上なく好きだ。
また一枚、自分を覆った薄皮を剥がして、身軽になっていくから。
自分でも気づかないうちに覆ったものが、まだきっとある。
薄皮を剥がしてゆくにつれ、私とは何か?が明らかになっていく。
GWのBasic講座、まだお席十分にあります。
ラスト東京レッスンでは最高の内容をお届けします。
ぜひラスト東京レッスンでお会いしましょう。
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