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本音が言えたら、自分にとって必要な人・モノ・情報が自然と集まってくる。(2018/10/04)

最近私は、相手を傷つけてしまうかもしれない。と思いながらも勇気を振り絞って本音を言う事が増えました。

昔の私ならそんな思いをしてまで本音を言わずに上っ面で、「うん、いいね」と相槌を打っていた。

その方が害がないと思っていたけれど、本当はそうじゃないという事が分かるようになったのは最近のこと。


例えば、先日東京レッスンでスタジオオーナーさんから「スタジオ主催で発酵食のレッスンをやってくれませんか?」と言われました。

「いいですね!」といつもの癖で相槌を打ってしまって、ハッとして、いかん!本音はそうじゃないだろうという事はよーくわかってました。

私は自分がレッスンをしてお客様に喜んでもらう事で満足感を得るステージを終えてしまったんです。

自分だけじゃなく講師も交えてレッスンやイベントをする事で講師たちの成長や経験に繋がって、それでふんわり糀家に関わる講師も生徒さまの幸せも循環してゆくことの方が何百倍も楽しいって事を知ってしまったからです。

一人でワクワクしているのはもったいなくて、みんなを巻き込んでワクワクの渦を作る事が無限の可能性が広がっているんだって思うのです。

だから、東京のスタジオで私が一人でレッスンをする事になーんの魅力も感じれませんでした。

そこで勇気を振り絞って、こう言ったんです。

ー「実は私、自分がレッスンをしてお客様に料理を教えてお金をいただくというやり方にもう興味が無いんです。

それよりも、今後東京を中心とした認定講師が育った時に彼女たちが活躍できる場所として、このスタジオを活用させていただきたい。

東京でレッスンをやりたいと思っても、自宅以外の場所はとても高額で道具も揃っていないところばかり。

こちらのスタジオは好立地なのに料金はとても良心的だと思っています。

ただ、1回5,000円〜6,000円のレッスンに4人とかしか集まらなかったら、赤字にならないようにするのがやっとです。

そんな状況では教室を続ける事は出来ません。

ふんわり糀家の認定講師たちが、この場所をお借りしてBasic講座がやれるならば、オーナーさんにも私たちにもwin winだと思うので、そうなるようにご検討いただければ幸いです。」

いやー、よく言ったよね。

相手の提案にはのらないし、スタジオの価格設定と料理教室をしたい人のニーズの現状まで切り込むし。。

もうね、否定されたっていいし、嫌われたっていいし、ムッとされてもいいって思った。

それがね、そこから急に相手の醸すエネルギーが変わったんですよ。

私の想いに深く共感してくれて、「笠原さんと講師の方々がこのスタジオを活用してくださるように出来る限り協力します」と言ってくださったんです。

「これだけお客様も集まって、これだけの内容の講座を持っていらっしゃるのは本当に凄い」

「講師の方の活躍を増やすなら、企業向けにされるのはどうですか?笠原さん自身、料理教室をこれから開きたい方のために講演会とかされないんですか?」なんて話しも転がり、最後にはアレに繋がるわけです。

「ロンドンに一緒に行きませんか?パリも」

(もちろん「はい!」と即答でした)


私がもし、上っ面で「レッスン、いいですね〜。機会があれば是非」みたいに言ったら絶対にこの展開にはなってません。

本音を言わないって事は、相手を傷つけずに済むかもしれませんが、自分の事を理解してもらうチャンスを失います。

自分を理解してほしいと思う相手ならちゃんと本音を伝えるべきです。

理解されなくていいと思う相手ならわざわざエネルギー使って本音を言う必要はないけれど、少しでも自分を理解してもらった方が今後の為になるのであれば言うべきだと思います。

私の例え話の場合、私の想いやビジョンを伝えたからこそ、ロンドンに一緒に行こう!という展開にまでなったんです。

本音とは、相手の意見を否定することではありません。

相手の意見を一度受け入れ、でも「私はこうしたい。私はこう思います。」と自分の意見を言う行為です。

上っ面っていうのは、つまり自分の意見を隠すって事です。

隠し事をしている人に、歩み寄りたいって思う人はいません。

上っ面で生きている人は、自分に対しても上っ面な対応をされます。

自分が周りの人にしている行為は、周りの人があなたにする行為です。

つまり、本音で生きないと自分を理解してもらうチャンスを失う可能性があるのです。

本音って「本当の音」とも言えます。

自分の声という楽器を使って、相手に、この世界に自分の音色を届けることだと思ってます。

自分の音色を響かせたら、心地良いと感じてくれた人・モノ・情報が自然と集まってくる。

そして、本音=ワクワクすることなんですが、これ書くと更に長くなるので、またいつか書きますねー!笑

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