五感で「美味しい」を体験する(2017/02/05)
この週末はBasic講座の3回目。
水筒で作る「甘酒」の作り方、甘酒に関する知識、そして甘酒レシピを作る回です。
3回目ともなるとクラスの一体感も増してきて、皆さんテキパキと片付けをこなしてくださったり、私が言わずともテキストを見ながらどんどん調理を進めてくれたり、講義内容やご自宅で作った料理に対して色々な質問が出たりと様々な良い変化が。
何よりも、ご自宅で復習したものや発酵調味料を使った料理に家族が興味を示してくれたという意見が嬉しい。
「旦那さんが自ら醤油麹を納豆にかけて食べてくれて、最近お腹の調子もよいみたいです。」
「体調を崩して食欲のなかった母に坦々スープを作ってあげたら「元気が出てきた!」といっておかわりもしてくれました。」
「前回習った”じゃがじゃが”をお肉入りで作ったら子供たちも喜んで食べてくれました。」
そんな風に話してくれる生徒さまの目はとても輝いているし、ワクワクしている。
手作り発酵調味料の魅力にどっぷり浸かっているなぁとわかって私はとても嬉しい。
甘酒作りは体験レッスンでもやっているし、15日にはKSBの「にこまるワイド」でも作り方が放送されるのですが、日々私も進化しているのでより確実に美味しい甘酒が作れるコツを知識の更新をしながらお伝えしています。
最近の生徒さまの失敗談から氣づいたことがいくつかあるんです。
一番重要なのは、使う水筒のサイズに合わせて甘酒の作る量を決めないと失敗しやすいってこと。500mlの水筒なら、500mlで作ったほうが美味しくできるってことです。
その理由を書くと長くなるのでレッスンでお伝えしていきますね。
すでに体験レッスンで学ばれた方はご自身の水筒に合わせて甘酒作りの材料を調節してください。
さて、少し話題が逸れましたが、昨日のレッスンで生徒さまに言われて納得したことがあります。
「レッスンで作った料理はどんな味がするのかわかっているので、もう一度食べたいと思えるし、作る楽しみを感じられるようになってきています。レシピ本など見ても今まではこんな風に思えなくって。。。」
テレビやレシピ本で見て「美味しそう」と思ってもなかなか思い腰があがらないって人は多いですよね。(私も実はそういうタイプです。)
レシピって写真と文字という”視覚だけの美味しそう”なんです。だから如何に美味しそうに見せるかが大事でスタイリングや色使いや湯気で美味しさを表現するために試行錯誤するんですよね。
で、最近流行っているのは動画でレシピを配信するもの。
あれは、”視覚と聴覚で美味しいそう”と感じます。同じ視覚でも、文字だけのレシピよりも調理工程がイメージできるし、どうやって炒めるのか、どうやって混ぜるのかなどの途中経過も把握することができます。
だからわかり易いし、文字と写真のレシピよりも作ってみようと思う人が多いんだろうな。
最後はリアルな体験。つまり教室で習う。
これは”五感で美味しい”と感じる。
作ったものを実際に食べるので”美味しそう”ではなく”美味しい”ですよね。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚をフル活用して学ぶわけです。
もう明らかに、入ってくる情報量が違います。脳だけでなく腸でも”美味しい”を感じる。
そして美味しさの種類や食感もわかる。
自分好みの味、たまになら食べたいと思う刺激的な味、素材を感じる優しい味、毎日食べたいと思う家庭の味・・・
コリコリ、ホクホク、ツルツル、ジュワー、パリパリ、シャキシャキ・・・
”五感で美味しい”を体験した結果、「また家で食べたい」だから「作りたい」と思えるんです。
だから、料理が好きな人はもちろん「料理が苦手、でもうまくなりたいし学びたい」という人ほどリアルな経験が必要なんだと思います。
「切り方も不安だし人に見せられない」という方ほど躊躇して料理教室には足を運びづらい。
「人数が多いと結局ほとんど関わらずに洗い物だけで終わってしまう」と悩む氣持ちも痛いほどわかる。
「1度行っただけじゃ、結局その場限りで続かない」誰だってそう、習慣にならないと、楽しくないと続かない。
だから、ふんわり糀家は少人数を守る。
生徒さまみんなが全部のレシピを自宅で復習できるように関わってもらうし、ポイントをしっかり押さえてもらう。
Basic講座では全5回で、習慣になるまで継続して学んでもらう。
レッスン以外の日も、いつでも質問できるようにLINEグループでフォローもする。
すぐにはご希望の方全員のお席を作ることは出来ないけれど、ご縁のあった方には五感をフル活用して学んでもらい、「閃き」をたくさん得て、家族と皆さんの健康のために発酵食料理を習慣にしてほしい。
そんな風に改めて思います。
これからたくさんの方と少しずつご縁を繋ぎたいと思っていますので、どうか待っていてください。