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たとえ病気が治っても、治らなくても、誰でも永遠に体調の不安が消え去ることはない(2019/08/22)

最近、朝と夜が少しだけ涼しくなってきて、今年も夏が終わるんだぁと感じます。

もちろん、日本の9月はまだ暑い日が続くけど、私は9/3からロンドンなので、秋支度真っ盛りで気分はもうすっかり秋です。

と言っても、ワクワクな気分というよりも、いきなり夏から秋にシフトするので、体調を崩してしまわないかが一番の懸念。

ロンドンレッスンに向けての不安はあんまりないってオンラインサロンの方に投稿したんですが、違いました。笑

一昨日、会いたかった人に会ってきて、それまでの4,5日は初デートの日を迎える高校生かのような緊張っぷりで、自分がこんなにも緊張するなんて自分で驚きで。。。

だから、ロンドンへの不安の前に、一昨日の不安と緊張と楽しみと、本当に自分の人生の転機になるかも・・・という確信がして、気持ちがいっぱいいっぱいでした。

つまり、ロンドンに向けて緊張する余裕がなかった。笑

やっと余裕が出てきたので、今更ドキドキしてきました。

ドキドキし始めて、やっと本格的に何を準備しようかとリスト化していて気づきました。

私の不安の根源は、『自分が体調を崩して、元気にレッスンが出来なかったらどうしよう』

という気持ちでした。

これは、ロンドンだけでなく、東京レッスンやふんわりサロンでも、いつも同じ不安を抱えて、それがストッパーになっていました。

きっと、材料を買い忘れてしまうことや、かかる経費に比べて売上が上がらずに赤字になってしまうことや、人が集まらないことよりも、レッスンの日に自分が体調を崩してしまうことが1番怖いんです。

だから、毎週のようにレッスンをすることもしないし、東京のレッスンの時は必ず前入りするし、東京では夏と冬は避けてレッスンの日程を組んだし、喉のケア用品(マスク、のど飴、喉用のハーブティー、寝る時には喉にタオルをまく、お灸でケア)も入念なんです。

月に2回は鍼灸院で身体のケアもしています。(旅行は大好きなんですが、香川県から離れると、鍼灸院に駆け込めないのが一番の悩みです)

Basic講座や、Advance講座の集中講座も、一人では喉と体力がもたないので、講師と一緒にやっています。

昔、一人でやっていた頃は身を粉にしてやっていました。週末に4クラス連続(金・土・日昼・日夜)でBasic講座を入れてた時代もあります。(自分でも信じられません・・笑)

レッスンをしていると、「伝えたい!」って気持ちが湧き上がってきて、ものすごいエネルギーを使うんですが、当時、日夜クラスはもう自分の体力も消耗しきってて、疲れが出てしまったように思います。

Basic講座や、Advance講座の集中講座も、一人でなんとか出来なくはないのですが、それをやってしまうとエネルギーがすっからかんになって、「もうやりたくない・・・」と思ってしまうのです。

だから、何が辛いって「(体調的にも、精神的にも)しんどいな」と思いながらレッスンをやりたくない。それが全部生徒さまに伝わってしまうから。

だから、東京に行く時は季節の良い時だけで、海外に長く行く時もいかに自分が「しんどい」と思わないように準備するかが大事で、レッスンも無理のないスケジュールで組みます。

『もう体調が良くなる日なんて来ないんじゃないか』

そう思うくらいしんどい時期がありました。それは、白血病だと診断されて間もない頃です。

体調が悪くなる度に、昔の記憶が蘇るんです。

だから、それがトラウマ(防衛反応)となって、『自分が体調を崩して、元気にレッスンが出来なかったらどうしよう』という怖さが出るんだと思います。

仕事人間という意味ではなく、私にとって自分の人生とは「好きなこと(仕事であり遊び)をすること」です。

元気でないと何にも出来ないんだってこともわかっているし、それは体力面だけでなく気持ちの面でも。

だから、人生を長く楽しむためには、毎回のレッスンの度に「しんどい」と思うくらい頑張っちゃいけないし、そうならないよう準備(人に任せる・身体と心のケアをする・頑張りすぎないスケジュールを組む)をする。

初期の頃は一人だったし、ふんわり糀家が何年続くかなんて想像もつかなかったし、目の前のことに全力投球していたけど、今は一人じゃないし、もう少し長い視野で見ている。

短距離走でもなくて、実は長距離走でもない。

私はインターバルみたいにバーンとやる時はやる(元気に楽しくパフォーマンスはするけれど、しんどくはならないレベルでやる)歩く時は歩く(歩いているようには見えないかもしれないけど)。

このやり方をまだまだ練習中で、(元々は短距離走ペースで長距離走しようとするタイプだから)マスター出来たら、またレベルアップ出来る気がします。

やりたいことが沢山ありすぎて、それに身体がついてこない時期もあったけれど、自分だけで頑張らないことや大和先生とのパーソナルピラトレで体力がついた事もあって、少しずつ、頭と身体が一致している感覚です。

たとえ病気が治っても、治らなくても、誰でも永遠に体調の不安が消え去ることはないと思うんです。

それでも、きっと大丈夫。って根底ではいつも信じれる自分でいたいです。

『ロンドンでもきっと元気に過ごせる』ことを信じて、とりあえず荷造りを始めますか・・・笑

*写真は今回の旅のお供の文庫本です。大好きな東野圭吾さんと髙田郁さんの本は鉄板!他3冊はテイストの違うものをチョイスしました。

*なかなか普段はゆっくり本が読めないので、旅の時に本は必須です。何気なく選んだ本から必要な人生のヒントをいつも貰えます。

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