【Master講座予告_vol.2】料理に没頭できたらいいのに!って夢が叶ってるじゃない。(2019/07/01)
おととい、Master講座の収録をしていてふと思った。
「私、こんな風に料理に没頭できたらいいのに!って思ってた夢が叶ってるじゃない。」
トークショーの中で『1日3食好きなものを、好きな時に、好きな場所で食べたい』という願望こそ、私が料理教室をしたいと考えるようになったキッカケだとお話したんです。
大学職員だった頃は、当然ながらお昼休憩が決められてて、早番だと11時30分から、遅番だと12時30分からがお昼だった。
まだお腹が空いてなくても11時30分に食べなきゃいけないという「規則」に縛られて、他に選択肢がないからやむを得ずお弁当で、ガヤガヤしたうるさい学食以外に食べる場所がなかった。
いつしかそれが当たり前だと思うようになったけど、ふと「これっておかしくないか?」と思うようになった。
今思い出したけれど、最初の配属先の「入学課」では、出張や高校生の見学受け入れなどの業務が多かったから、お昼休憩も定時には取れないことが多かったので、各自が自分のタイミングで取ることが出来た。
それが私にとってとても心地が良かったんだと知ったのは総務課に異動してお昼休憩という「規則」に縛られるようになってからだ。
人間だって動物だから、本当は時間が来たらご飯を食べるのではなく、食べたくなってから食べたい量を食べた方がいいという定説もあるし。
でも、「規則」だからしょうがない・・・と自分を戒めた。
当時の私は、何しろ玄米菜食的なご飯を求めていたから、願わくば100回くらい玄米を噛んでゆっくり食事ができる環境を切望していたんだ。
だから、家で料理をしていた時に、ふと『1日3食好きなものを、好きな時に、好きな場所で食べたい』という強烈な願望が湧いてきた。
それをどうすれば叶えられるのか?と考えた時に、料理を仕事にすることを閃き、中でも『料理教室』ならば家で仕事が出来るから、それがいい!と思うようになった。
Master講座の収録に没頭して、午前中から撮り始めて、全部終わるのが14時〜15時になるのだけれど、これだけ料理に夢中になれる時間がこの上なく幸せだって気づいた。
料理に時間を取られていたら、普通の人は「こんなに時間がかかってしまった」という罪悪感に苛まれるのに、今のわたしはこれが仕事。
特に、Master講座はオンラインで動画配信だから、1カットずつ工程を収録して、わかりやすく美しい画を撮らなきゃいけない。
失敗したら取り直しになるという程よい緊張感と、画面越しに見える料理の音・色・香り・動きにウットリしながら、瞬く間に時間が過ぎていく。
無事に撮り終えて片付けをしている時は、安堵と達成感が身体いっぱいに広がって、罪悪感とはかけ離れた感覚にいる。
『1日3食好きなものを、好きな時に、好きな場所で食べたい』という願望を抱いた当時の私は料理をすることだけが『何をも忘れて没頭できる』時間だった。
料理教室をしたいと夢を描いたばかりで、料理のひとつ一つに向き合って、何を作るのも新鮮で瞬く間に時間が過ぎた。
その時間は一種の瞑想状態で、無になれる瞬間で、出来上がったものを食べる時の達成感と至福感はこの上ない癒しだった。
今の感覚は、あの頃抱いた感覚にとても近い。
そんなことを思い出させてくれたMaster講座の収録、まだまだ続きます。
2019年10月スタート【家族と私の健康のために心を込めて作りたい発酵食料理Master講座】は、オンライン配信の講座です。
Basic講座、Advance講座を受講していなくても、どなたでも、どこに住んでいても、いつでも受講できます!
募集開始は9月を予定しています。
(Basic講座・Advance講座を受講しなくてもMaster講座の受講は出来ますが、先の2講座内で学ぶ調味料を作れることが前提でのレシピとなっています。)
<お知らせ>
7月27日(土)東京・表参道開催
トークショー『白血病が教えてくれた夢の叶え方』
参加無料・予約必須(残り10席)
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