【オススメ日用品】PCメガネ、サングラス。毎日使うからときめくものを選ぶ(2019/02/21)
いよいよ花粉症の季節がやってきました。
私は鼻水やくしゃみが止まらない等症状はなく、この時期特有の肌荒れをします。
それよりも個人的には紫外線の方が気になるわけですが、偶然にもそんな季節を迎える前に「メガネ」を買いました。
人生でこんなにメガネにときめいたのは初めてです。
というか、そもそもメガネが嫌いでした。
なぜかと言うと、母がメガネを買いに行くのに何度も付き合うことがあったのですが、母はいつも『どれが自分に似合うかわからない』といって、数あるメガネの中からしぶしぶフレームを選び、必要だから止むを得ず買い求めていました。(当時、レンズも入れて5〜7万円くらい払っていました)
しかも選ぶ時間も当時の私にはとても長く感じたのです。
その印象がとても強くて、『メガネってめんどくさい。目が悪くなってコンタクトじゃない人がしょうがなく買うもの』というイメージが根深くあったんです。
好き!と思うものじゃないのに、しぶしぶ買って5〜7万円もかかるなんて。
母にとってメガネを買う行為は、ウンザリすることのように私には見えていました。
(もちろん、老眼などの影響で選びたくても選べないという悩みがあったうえでの話なので、しょうがないとは思うのですが。)
そんな私が、イタリアに滞在していた時、先生のスタジオまでの通学バス内で、いつも人間観察をしていました。
そうしたら、色々なことに気が付いて『サングラスやメガネをかっこよくかけている人、素敵だなぁ』と憧れるようになりました。
(昨日のLINEライブでは、他にも大切なことに気づいたって話をしていますので、ぜひ聞いてくださいね!)
もちろん、ヨーロッパ系の人たちは鼻が高いので、かっこよく決まるんでしょうけど、本人たちは人からどう見られているかよりも、”自分の心地よさ”を重視して選んでいるし、身につけている。
その潔さというか、自信に満ちた佇まいは、かっこいい大人の証だなって思い、私もそうなりたい!って思ったんです。
それで、最初は日本でも大人気だし憧れブランドでもあり、イタリアに滞在しているからこそRayBanのサングラスを探しそう!としたんですが、まぁ似合わない。
ちなみに、上の写真は元々持っていたラルフローレンのサングラスです。
今見ると、虫の目みたい。笑
イタリアを後にして、ドイツに行ってもフランスに行っても、終始サングラスが目に止まるんですが、結局そのまま買うことはなく日本に戻ってきました。
それで、ふと、前々から気になってたお店が高松にあったことを思い出したのです。
augen optik(オーゲンオプティック)という美術館通りにあるメガネ屋さん、ご存知ですか?(写真はHPからお借りしました)
メガネに全く興味がなかった私ですが、ここならなんだかお洒落だし、素敵なサングラスも売ってるかも?と思ったんです。
そして、恐る恐る扉を開けて入ってみると、予想通りお洒落っぽいメガネがずらり!!!
でも、サングラスはそこまで多くなさそう・・・。
と思っていたら『普通のメガネ用のフレームにも、サングラスレンズをお入れすること出来ますよ』とお店の方が声をかけてくれました。
そして、私の輪郭や雰囲気に合わせてオススメのフレームを何種類も出してくださって、かけ試してみることに。
自分では「ないない」と思って、見るだけでスルーしてたフレームも、かけてみたら中々いい感じだったり、安いサングラスにありがちな耳の上が痛くなるようなのが嫌だと伝えると、金属フレームの軽いタイプを紹介してくれたり。
(ブランド:BJ Classic モデル:PREM-126S NT カラー:gold-green)
そして、来店30分ほどで、『これ、書います!』と言ったのです。
定価4万円なので、決して安い買い物ではありません。
正直私が一番びっくりしたんです。即決ですから。笑
でも、私の中の『メガネ=しょうがなく買うもの、ウンザリ』という印象がガラガラと音を立てて崩れて、ときめきに満ちた決断でした。
『早くこのサングラスをかけてお出かけしたい』とワクワクに満ちていて、その後、夏のお出かけが一層楽しくなりました。
あれから半年が立ち、家でPC作業をするのに、3,000円くらいのPC用メガネを使っていたら旦那さんに「メガネが似合うね」と言われました。
前髪を伸ばしているので、メガネをかけた時の顔全体のバランスが良く見えたんだと思います。
とっても嬉しくなってしまい、だてメガネも調達しよう!と思い立ってaugen optik(オーゲンオプティック)さんに自転車を走らせました。(←単純で、即行動派。笑)
そして、またしてもお店の方にあれやこれやとオススメしてもらって、けど、だてメガネに4万円もかけるのはさすがにどうか・・・と思っていたら、なんと透明なPC対応レンズがあると仰るではありませんか!
入店30分でまたしても即決してしまいました。笑
(ブランド:YELLOWS PLUS モデル:DARCY カラー:rose gold-brown)
私の購入したメガネは2本とも福井県・鯖江のブランド。
よくわからないけどやっぱり買うならRayBanでしょ!と思っていたのですが、日本人にはやっぱり日本人が作ったフレームがよく似合うのです。
しかも、福井県・鯖江のブランドメガネは今や日本よりも海外で飛ぶように売れているそうで、『日本のメガネ作りの繊細さに敵うものはない』と太鼓判を押されてるんだとか。
確かに、毎回表参道に行くときにも、駅前の一等地に鯖江のメガネやさんがあるのが気になってたんですよ!
誰が買うんだろう・・・?と思ってたけれど、ターゲットはもはや日本人ではないんですね。
ちなみに、世の中の流行り的にも、金属フレームの丸メガネがきているみたい。
要するに、50年代60年代に流行っていた形のフレームらしいです。
イタリアに行ったとき、改めて日本人としてのアイデンティティについて考えました。
日本にいると、黒髪で黒い瞳で肌の色も大体同じ、髪も比較的直毛が大多数。
けれど、イタリアでは、黒髪で黒い瞳で直毛って超少数派。
逆に言えば大多数ってのが無いんです。
みんなそれぞれ違う。
そんな中にいると、自分の生まれ持ったものって本当に唯一無二なんだって、それだけで美しいって、もっと自覚しないと!って思ったんです。
日本人には日本人の作ったメガネが似合うというのも、結局言い換えれば、日本人が最も美しくかけることが出来るメガネだって感じました。
モノ自体も気に入ったけれど、ブランドの名前やブランド力よりも、ストーリーに惚れて買ってしまったわけです。
だから、このサングラスやメガネをかける自分は、いつもよりちょっとカッコイイ大人として、美しく生きる日本人としての自信に満ちる気がします。
毎日使うものだから、ときめくものを選ぶ。
”自分の心地よさ”を重視したメガネ選び、皆さんの参考になれば嬉しいです。