【イタリア留学_vol.18】郷に入れば郷に従え(2018/06/22)
この街に来て早2週間。
やっぱり意識を変えるのは環境を変えるのが一番だって思う。
昨日のブログでも綴ったけれど、こちらにいると否応なししサングラスが必要な日差しだけれど、その理由だけでなく圧倒的に帽子を被っている人が少なく、当然日傘なんてもっと少なく、圧倒的にサングラス人口が多いから、そうするのが当たり前って思ってしまう。
街では露出したファッションの人がとても多く、キャミソールやベアトップなんて当たり前だし、日本で流行ってるロングスカートを履いてる人はほぼいない。
大きくスリットが入ったペンシルスカートや、どんなにおばあちゃんでも膝上のスカートを履いていたり、年齢関係なくカラフルでセクシーでカッコいい服を着こなしている人が多い。
グロスよりも圧倒的に濃いめの色の口紅を塗ってる人が多いし、誰もジェルネイルなんてやらずにセルフでマニキュア塗ってる。
あと、たぶん誰もストッキングとか履いてなくて、生足なんだと思う。
作り込んでお洒落に仕上げているのではなく、明らかに自然にお洒落なんです。
そんな環境にいたらね、なーんか自分もベアトップの服欲しいなとか(これは単純に暑すぎるからTシャツなどの袖が煩わしいという理由もあるけれど)、海外にしかないデザインの服が欲しいなとか、真っ赤なワンピース欲しいなとか思ってしまうわけですよ。笑
如何に環境が影響を及ぼすかってことだよね。
たった2週間ですが、モロに影響受けてます。
でもこれが、日本に戻った途端にきっとベアトップの服は、「こっちでは着れないな・・・」と色あせて見えるのだろう。
サンフランシスコに行った時も、ゴート(ヤギの)チーズが美味しくて、買って帰ったんですが、日本で食べたら途端に「あれ?こんな味だっけ?」と感じてしまって、使い道がわからなくなったんです。
日本人は、奥ゆかしく、繊細で、慎ましいと言われる理由もすごく良くわかります。
奥ゆかしく、繊細で、慎ましいなんていつの時代の日本人だよって最初は思ってましたが、いやいや、今の時代の日本人も十二分にそうです。
スーパーに行っても日本では本当に綺麗に野菜が並べられてるし(綺麗な野菜しか並んでないのもどうかと思うけど)
昨日買ったフィレンツェ料理の本も謎に数ページ翻訳されてない箇所があったり(そんなで販売していいんかい!ってツッコミたくなる。笑)
家のドアや窓を閉める時日本のものだとスッとしまるけど、こちらはガチャン!って音が絶対なるし、
トイレットペーパーやテッシュペーパーが固くて、いかに日本のティッシュが柔かいかわかるし(ルームメイトはイタリアのティッシュで鼻かみすぎて痛いって言ってます)
洋服買っても、トレッシングペーパーみたいな紙でグチャって包んで、洋服自体はシワが増えるし・・・。
みたいな感じで、すごい細かいことなんですが日本で当たり前だと思ってたことが、日本人ならではの感性のおかげなんだと思います。
フィレンツェのことを否定しているわけでは全くもって無いのです。ただ単に、日本人の細やかさって本当にすごいなって、かゆいところに手が届く感覚で、どんなものもより便利に楽に使いやすく改良していく能力が本当に高いんだなと感じます。
(あ、でも料理本はさすがに日本語のを買ったんだから全ページ翻訳してほしいよね。。。これはクレーム言いたい。笑)
一方で海外の大らかさ(こうでなければならない的なのがない)のは凄くいいなと思います。
学校のクラスも、30分以内の遅刻なら普通。誰も何もいいません。というか、9時30分スタートと言われているのに10時まで基本的には始まらず、ゆっくりコーヒーブレイクするんです。
バルセロナでピカソ美術館に行った時も、事前予約をしていて14時に私たちは行ったんですが、後ろの外人さんは「15時の予約なんだけど、入っていいかしら?」って1時間前なのに入場してた。
電車に乗って郊外に行った時も、行きはチケットの確認がなかったのに、帰りはチケット確認されたし、いつも乗ってるバスは定期券なら最初の1回だけ機械に通す必要はあるけれど、それ以降は定期券を1度も運転手さんに見せてない。笑(タダ乗りしてもこれじゃわからないよね。バレると罰金が勿論あるけど・・・)
そんな大らかさは日本ではありえない!
学校の先生も「日本人は真面目でクラスがスムーズに進むからありがたい」って言ってたけど、お金払ってクラスを受けてるんだから当然じゃないの??スムーズに進まない授業ってどんな意味?笑
と思ってたら、以前アラブ系の生徒が来た時には、彼女がフムス(大豆をペースト状にしたもの)を勝手に作り始めたり、ラマダンだからってお休みが続いたり(ラマダンの時期に料理留学するなよ!ツッコミたくなる)、クラスの最後の試食タイムになってから参加する人がいたり、お国が違えば色々なのね・・・。
そんなわけで、海外に来ると日本の当たり前が完全に壊れるので、それも実は今回の留学の楽しみでもありました。
ではでは今日は、手打ちパスタとパンのクラスを受けて、夜からミラノに出発です!(明日は日帰りスイス!)
日曜日までブログ更新できませんので、また後日!
Ciao
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