【イタリア留学_vol.11】誰よりも執着し、誰よりも失敗して、誰の目も評価も気にせず、最後まで継続し続けた人(2018/06/18)
さて、やっとバルセロナ弾丸ツアーについて書きます!
6月13日の深夜0:05フィレンツェ発〜1:45バルセロナ着のブエリング航空。
たった1時間45分でバルセロナに行けるんです!
エル・プラット・バルセロナ国際空港は、巨大な空港だったので、深夜でもやってるカフェがあったり、人も予想以上に多くて一安心。
そのままタクシーに乗り込み市内の宿へ向かいました。
そもそも、深夜便で行くこと自体ちょっと怖いなって思ったし、深夜にタクシーに乗るのもあまり治安のよろしくないバルセロナだからこそビビってましたが、行ってみたらなんのその。
しかし、宿の前に到着すると鍵が開かないし、インターホンもどれかわからない。。。。
止むを得ず国際電話でbnbホストに電話する。
するとホストは女性のはずが、ドアから出て来たのはネパール人のおじさん。笑
どうやら管理をどっかの業者に任せてるみたい。
お部屋はとっても素敵でテンションあがるものの、玄関のドアが外からうまく開けられない。。。
たまたま外に2人、中に2人いたので、外から開けられなくても、中にいる人に開けてもらえたのが幸い。
さらに、お風呂のお湯が出ない。(私はお風呂入ってから行ったので水浴びしなくて済んだけど。)
という具合になかなか踏んだり蹴ったりの到着日でした。
でも、学校の仲間と4人で行ったので、こういうトラブルも全部笑いで乗り切れたのが、本当によかったです。
ドキドキしながら深夜にバルセロナに到着し、朝7時に起床!
前日に予約した「バルセロナ1日観光ツアー」への繰り出します。
ツアーの待ち合わせ場所は、凱旋門!(↑上の写真が凱旋門。パリにあるやつだけだと思ってました。笑)
午前中は、バルセロナオリンピックの会場周辺にある見晴らしの良い丘へ行ったのと、THE定番のサグラダファミリアへ。
サグラダファミリアは、本やテレビで見るよりも、ずっと趣と遊びと深みのある教会でした。
だいたい本などにも正面からの写真しか出てないですよね?
いやー、本当に凄いのは中です!
ガウディさんて、とっても遊び心と創造力のある人なのです。
建物の様々なところに、遊びの要素が散りばめられていて、まるでディズニーランドで隠れミッキーを探すような気分。笑
教会なのに、色々な動物の彫刻があったり、植物やフルーツのモチーフがあったり、自然光をうまく取り入れる設計になっていたり、一つひとつの塔(トウモロコシみたいなとんがり)に意味が込められていたり。
単なる天才ではなく、超越的にユニークな人だと思いました。
バカと天才は紙一重って言葉があるけれど、ガウディさんは建築家なのに設計図を紙に書かなかったんだって。
全部自分の頭の中で想像したものをダンボールとか使ってみたり、水の入ったビニール袋を逆さに吊り下げてみたり、様々な手法で自分の設計を他人へ共有していたらしい。
そして、ガウディさんのお墓がサグラダファミリアの地下にあるんですが、美しく創造的で圧倒的な崇高さを放つ異彩の建築家とは思えないくらいシンプルな黒い石のお墓に赤いキャンドルがあるのみ。
巨匠と呼ばれる人や、天才、成功者、伝説の人、とか言われる人って、1つのことに異常なまでの執着心を持っていて、他のものには無頓着だったりすることが多い気がします。
結局誰よりも執着し、誰よりも失敗して、誰の目も評価も気にせず、最後まで継続し続けた人が、のちに歴史に名を残す人なのかな。。。もちろん才能も必要なんだろうけど、「1%の才能と、99%の努力」とも言うしね。
私はそんな風に思ったのです。
だから、天才ってある意味で孤独でもあるなって。
「自分」と「世界」しかない空間で、来る日も来る日も自分と向き合って、自分のすべきことをやり続けるわけで、きっと誰かと遊んだりとか、出かけたりとか、そういう娯楽よりもガウディさんは建築が恋人だったのかなって。
実際、生涯独身だったらしいしね。
ってことで、次回も引き続きガウディ建築のことについて書きたいと思います。
CIao!
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