【ワクワクする人生の作り方_vol.1】言葉にすること、忘れること(2018/02/01)
昨日は、スーパーブルーブラッドムーンという珍しい皆既月食でしたね。
私、実はそんなこと知らなくて、18時頃に帰宅途中に空を見上げて「今日は満月かぁ。月がすごく綺麗だなぁ。ますますいいことあるな。」なんて思って月のエネルギーが異様に強いことを何気なく感じ取ってました。
そんな自分の敏感さ(研ぎ澄まされた感覚?)にちょっと感動・・・笑
ゾロ目といい、満月といい、今私に物凄いパワーがすぐそこまで来ているんです!
とか書きながら、実は凄いことがもう起こりました。
私この夏にイタリア・フィレンツェへ料理留学するんです。
遡ること今から10年前の2008年、大学3年の夏。
私は、アメリカ ミネソタ州に3週間の短期留学をしました。
その留学を終え、「いつか海外に、もう少し長い間留学してみたい」と思うようになりました。
ただ、大学3年だった私には目の前に就活という避けて通れない壁があり、留学している時間なんてありませんでした。
もちろん、何としても留学したいのであれば、1年留年して、留学を経験してから就活し、卒業するという道もありました。
けれど、その頃の私は留学に対して憧れ的要素が強く、『留学すること』が目的になっていましたし、同級生と同じタイミングで卒業したい(留年してしまったら、取り残された自分が寂しい)という思いが強かったのです。
つまり、本気ではなかった。
だからもちろん親にも留学したいとは言いませんでした。
「留学にはお金もかかるし、うちは年子で2人とも私立大学だったので、そんなお金の余裕はうちにはない」だろうと勝手に決めつけ、自分を納得させたのでした。
それから5年の月日が流れた、2014年1月。
社会人3年目になり、白血病になり、周りは転職や結婚やワーホリに行く人も増え、私も自分の人生について悩みました。
「このままで本当にいいのかな・・・。」
当時の日記を見ると、まだ留学に対して諦めきれない思いを綴っています。
(初公開の5年日記帳。自分のための日記なので、字が適当すぎます。)
でも、この時もまだ私の中では『留学すること』が単なる憧れで、現実逃避の手段になってしまっていました。
留学はあくまで手段で、そこで何かを得て、目的のために活かすべきなのに、、、。
1年間の留学で500万かかるということもわかり、一歩踏み出すことは出来ませんでした。
このままじゃダメだって心の中ではきっとわかってて、だからワクワクではなく、不安ばっかりだったんですよね。
それでも私は自分の今いる世界をなんとかして変えたくて、シェアハウスに住むことを考えるようになります。
ここから運命の歯車が回り出し、私は料理を仕事にする人生を歩み始めることになるんです。
それからまた4年が経った、2018年1月。
私の中では約10年間、ずっと引っかかていた留学という言葉。
白血病になってから、”悔いのない人生を生きること”が私のテーマでしたが、唯一後悔すると思うことは『留学しなかったこと』でした。
なぜなら、白血病になってからの私は月1度の通院(現在は3ヶ月ごとにまで減りましたが)が必須なので、1年留学することはもう不可能だとわかってました。
それでも、1ヶ月でも、3ヶ月でもいいから、海外に住んで学びたかった。
でも、なんのために留学するのか、この10年間ずっと見つからなかった。
それが、昨年サンフランシスコに行った後から、「料理の知識や経験をもっと深めたい」と思うようになりました。
「“just make decision and do it.”(決断し、実行するだけさ)」
「“No. Try not. Do. Or do not. There is no try.”(「やってみます。」や「トライ」は妥協だ。中途半端な決断はせずに「やる」か「やらないか」をしっかりと決めることが大切だ)」
サンフランシスコからの帰り、偶然出会ったユダヤ人大富豪のおじさんの言葉を、今でも鮮明に覚えています。
もう私は「留学すること」に憧れているだけじゃない。
”留学先での学びを得て、ふんわり糀家の成長に繋げたい。”
”私の得た知識・経験を講師たちに余すところなく伝えていきたい。”
”大好きな生徒さまたちに、今よりもっと広い視野で、新しいアイデアで料理を伝えていきたい。”
”様々な経験をして、いつか人前で自分の人生の軌跡を話したい、そして誰かに勇気を与えることができる人間になりたい。”
そんな風に思いはじめ、海外で学ぶことを意識するようになりました。
そして見つけたんです。
見つけた瞬間、身体の奥底から湧き上がるドキドキした気持ち、何かに突き動かされ、食い入るようにページを読みました。
つい最近の出来事なのに、どうやってそのページを見つけたのか全く覚えてません。
そう、イタリア・フィレンツェで家庭料理を学ぶ料理留学のことを知ったのでした。
料理留学のことを知ったのは数日前なのですが、急展開したのがまさに昨日、皆既月食の日でした。
私たち夫婦は実はまだ新婚旅行をしておらず、今年の6月中旬から1ヶ月ほどフランスに行くことを1年以上前から決めていました。
本当は昨年行こうとしていたのですが、新居に移ったばかりで、そんな余裕がなく1年持ち越しになったのです。
そんなタイミングもあり、新婚旅行といいながら、お互い好きなことを尊重しあうのが我が家の習わしなので、彼はパリで行われるジプシージャズの大規模なフェスに参加することが希望でした。
私はというと、どこかの料理教室に単発で何度か参加しながらふらふらしたり、ゆったり過ごそうかな程度にしか思ってなく、何かスッキリしない感覚を覚えていました。
なのでフィレンツェでの料理学校を見つけた時、身体の奥底から湧き上がるドキドキした気持ち、何かに突き動かされ、食い入るようにページを読み「これだ!!!」と思ったわけです。
心に決めたからには詳細を聞こうと思い、電話で問い合わせをしました。
ページには載ってなかったことや、私たち夫婦の意向なども日本人コンサルタントさんに相談させてもらい、なぜかスーッとやりたいことが綺麗に、まとまったんです。
モヤっとしていたものが全て解消され、お互いにやりたいことをしながら、でもいちお新婚旅行なので一緒にいる時間も作り、移動ルートや航空券の段取り、目ぼしい宿などもスーッとまとまったんです!
まとまったといっても、まだなーんにも予約はしてないんですが、でも心にはもう決めました。
”言葉にすることは、夢を実現させるために欠かせない”これが私のルールです。
”実現したい夢を叶えている様子を思い描き、言葉にしたら、どうやってそれが叶うのかは考えず、一度忘れること”も不可欠なのです。
いつ叶うんだろう?どうやって叶うんだろう?と思っているうちは叶わない。
私は10年かけて、やっと思い描いた夢を叶えます。
忘れていても時々思い出し、このままでは後悔すると思いながら、もう叶わないのかもしれないとも感じながら、でも日々のことに追われ、そんな夢があったことも忘れ、また何かのタイミングで思い出し、また忘れてゆく。
でも、昔の私は本気じゃなかったことも、単なる憧れや現実逃避の手段だったことも、神様は見抜いていた。
だからずっと叶わなかった。
10年かかってしまったけれど、今だからこそ、やっと本気で叶えたい夢へと変わった。
夢って、諦めなければ叶うんだ。
一寸違わず、最高のタイミングで、叶うんだ。
だから、あなたもまずは”言葉にすること”を今、ここから始めようじゃないか。