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【サンフランシスコの旅_vol.3】徹底的にこだわり抜くこと(2017/08/30)

サンフランシスコ滞在4日目にして氣づいた事があります。

それは、太った人が全然いないという事。


お腹が出てるとかちょっとぽっちゃりとかいうのは欧米人の体質的なものだと思うのですが、私の中でのアメリカ人のイメージからするとスリムな人が多いです。

やはりサンフランシスコにはオーガニックが溢れているというだけあって、食べ物に氣を使っている人が全米の中でも多いんでしょうね。

そんな訳で、今日は外食産業でのオーガニック事情について触れてみます。


一昨日、バークレーの中でも特にオシャレなカフェが多くあるノースバークレー地区へ行ってきました。

そもそも、バークレーはサンフランシスコの中心部からBARTという電車で約30分くらい東に行った所にあります。

カリフォルニア大学があるという事もあり、治安も大変良く、多国籍の学生が溢れ、飲食店などが軒を連ねています。

オーガニック料理の母、アリス・ウォータースさんが世界初のオーガニックレストラン『シェ・パニース』を40年前に開いた事でこの地にオーガニックムーブメントが広がっていったそうです。
(シェ・パニースには明後日行くのでまた詳しくレポートしますね!)


そんな、オーガニックムーブメント発祥の地で今大人氣のカフェに行ってきました。

たまたまネットで見つけ、その後サンフランシスコに住んでいた友達からもオススメされた『Mission Heirloom』というお店です。

日本でも表参道か青山にありそうな、とってもオシャレでこだわりに溢れたお店でした。

サラダやスープや瓶詰めで売っており、詰めてある野菜のカラフルな色も鮮やかで、瓶自体も凄くオシャレ。


お店の名前にもなっている『Heirloom』という言葉を調べてみると、こんな風に書かれていました。

『ある家族やコミュニティによって何世代も同一形質(栽培期間・耐病性・耐寒性・堅さ・流通性・地域性・糖度・酸味・色・人気度等。)に着目し、選抜を繰り返し、F1品種のように、第一代目だけが優勢の均一形質を示すものとは異なり、親から子へと固定した形質が受け継がれた品種』 

『日本では『在来種』や『伝統品種』とも呼ばれている。『京野菜』『加賀野菜』『練馬大根』などもこれらに含まれる。』


ただオシャレなだけでは無く、食材にこだわり抜いたメニューだからこそ、地元の人に大人氣だという事で納得!

固定種の野菜をカフェや飲食店で出してるって日本では本当に数少ないんです。

また、野菜だけで無く、カフェラテは通常のミルクの他に豆乳ではなくアーモンドミルクが選べるようになってました。

『WHOLE FOODS MARKET』に行った時も感じたのですが、豆乳よりもアーモンドミルクの方が恐らくこちらでは手に入りやすいのかなと思います。日本でもくるみやアーモンドってカリフォルニア産のものを良く見かけますよね。


空間にも食材にもビジュアルにもこだわり抜いているお店。

私つくづく思うのですが、もう時代は何でも食べられてそこそこ美味しいお店よりも、何か1つに秀でてるお店を求めてるって。

5教科全てで平均点を取るよりも、1つの教科で圧倒的な高得点を取る方が際立った存在になれるって。

例えば料理教室で言えば、家庭料理が学べますという所よりも「アラサーで今すぐ結婚したい人が仕事帰りに氣軽に通えるリーズナブルな価格のレッスンで、パパッと30分で3品作れる野菜中心のヘルシーな家庭料理」って専門を絞った方が必要な人にちゃんと届くんです。

皆さんご存知の通り、ふんわり糀家もかなり専門性が高い教室なので、必要な人が日本全国から集まってくれてるんだと思います。


こうやって、徹底的にこだわり抜いた場所に身を置くのは、自分の認識が間違ってないなって証明にもなるし、やはり必然的にこういう場に足を運んでいるのだなと運命みたいなものも感じます。

あぁ、本当は他のお店も紹介したいんですが、長くなってしまうのでまた次のブログにします。

書きたいことが積もってて全然追いつきません。幸せな悩みですね。笑


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