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【永久保存】白血病が教えてくれた夢の叶え方_vol.7(2019/06/23)

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昨日のトークショー、大成功に終わりました!!


私のチャレンジを見届けてくださった皆さまや「当日は行けないけれど頑張ってください!」と応援メッセージくださった方々、本当にありがとうございました!

本当に自分に出来るのか、人が集まるのか、そもそも人が集まらなきゃやっちゃいけないの?

そんな自己問答を繰り返しながら、「でもやってみたい!」という強烈な願望をキッカケに覚悟を決めたのは2月25日のこと。

(その時の思いはブログで綴ってます)

あれから約4ヶ月、この期間に本当に色々な出来事があった。

なにしろ、トークショーの構成(『白血病が教えてくれた夢の叶え方vol.1〜6まで)を考え始め、過去を振り返る作業の中でどんどん自分の原点や本質に迫っていった。

正直、過去を振り返るのって出来そうで出来ない。

5年日記帳を使っているので、それを見てさらっと思い出すくらいはやるけれど、今回はそんなレベルじゃなく、当時の自分に還ったように感情移入しながら文章を綴った。

綴りながら、辛かった記憶が鮮明に蘇り涙が溢れた。

自分がどれだけ自分を追い詰めていたか、どうしてあの時声をあげて「常に体調が悪いので、少し休ませてほしい。有給を取って数日間休みたい。」と訴えることが出来なかったのか。。。

とても、怖かった。

あの時は、声をあげることさえ出来ず、言葉にできない感情を全て自分の心の闇に葬った。

だから、うつ病のような状態になり、どんどん深みにハマっていった。

そんな風に気づけたのは、トークショーをすると決め、過去を振り返ったから。

構成を作って、当日の資料を作る中で、どんどん私は過去の私を浄化していくことが出来た。

「辛かったね。でもあの経験があるから、今ここに立てるんだ。」

号泣し続けた後、深い部分でまだ残っていた過去の心の闇がスーッと消えて、思い出に変わったような気がした。

過去を「今」が書き換えてくれた瞬間だった。


私は、ずっと話したかったんだ。

自分のこれまでの経験を。

でも「料理を習うんじゃなくて、単に私の過去の話なんて誰も興味ないよね。」って思ってた。

だから、トークショーをする!と決めてもその目的は「誰かに伝えたい」ではなく「自分のために」だった。

でも、当日は55名もの人が話を聞きに来てくれた。

そして、皆さん揃って「とてもいいお話でした!勇気をもらいました。」と言ってくれて、言葉にならない思いを沢山心に詰め込んで帰ってくれた。

終わってみて気づいたのは、私「トークショーがしたい!」と思ってたけれど、本質はもっと根深く、単純だった。

もっと深いところにあった感情は、

「あの時、私は本当に辛かったんだ」

って言いたかった。

自分自身があの頃の辛さを真っ正面から受け止められずに、頑張らなきゃと鞭を打つことばかりで、気づいたらこんなにも時が経ってしまった。

だから、声に出して「辛かった」って言って、自分自身に「辛かったんだね。気づいてあげられずごめんね。」って言って欲しかった。

やっと、傷が癒え、心が浄化されたんだ。


5年越しの傷が癒え、私は「言葉にすること」がもつ強烈なパワーに身体中がジンジンしている。

言葉は誰かに伝えるためのものだと思ってたけれど、本当は違う。

日々のブログやライブ配信でも薄々気づいていたけれど、今回のトークショーでそれは確信になった。

文字や言葉は、誰かに伝える以前に、自分自身を癒し・喜ばせ・苦しませ・傷つけ・笑わせ・怒らせ・自分を生きるために使うものなんだ。

汚い言葉を使うのはよくないと言うけれど、自分のその時の感情を吐き出さないで心の闇に葬るよりよっぽどマシだって私は思うようになった。

言葉に出すのは「吐き出す」こと。

吐きだした言葉を一番聞いているのはじぶん。

「辛い」という感情を心で感じるだけではなく、「私、いま辛いんだ」って言葉で吐き出し自分が聞く。

それで、初めて自分の中で自己浄化が起こる。

「むかつく」という感情を心で感じるだけではなく、「私、いまムカついてるんだ」って言葉で吐き出し自分が聞く。

自己浄化って、簡単に言い換えれば「なんかスッキリした!」ってやつ。


だから、私は話すこと・綴ることが好きなのかもしれない。

初期の頃からずっと、誰かのためにではなく、自分のためにと綴り続けてきたブログ。

書けば書くほど、自分をどんどん理解出来るようになった。

そして、ライブ配信もするようになって、自己理解は自己浄化へと拡大した。

それが結果的に、誰かの心に響いて「共感した」と沢山の人に言われるようになっただけ。

いつも私は独り言をつぶやいているだけなんだ。

そのつぶやきが、積み重なるほどに、自分を知り、許容し、癒やせた。

その感覚がたまらなく好きだ。


だから、これから先も、もっと自分を知りたいと思う。

話せば話すほど、まだまだ新しい「わたし」を見つけることが出来るって思ったら、ゾクゾクする。

そして、私の独り言を聞いた誰かと共鳴し、またワクワクが拡がっていくことが楽しみで仕方ない。

秋頃に東京でもやれたらいいなぁと思ってたけど、この情熱が冷めやらぬうちに、東京でやってみよう!

そんな直感が降ってきた。

もう怖くはないよ。

怖いって感情は、『向き合いたいのに向き合えない本当の自分を知る』旅のスタート地点に立てたってことだから。


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