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幸せの循環を創る準備中(2017/07/10)

週末は3回目のインストラクター養成講座でした。
(前回までのインストラクター養成講座講座の様子はこちら:第1回第2回


今回は、Basic講座の醤油麹レッスンについて講義内容と調理の理解を深めていきました。

Basic講座の中ではサラッとしか触れない発酵に関わる様々な菌の種類・働き・特性・生息環境などについて、かなり深くまで学んでいきます。

インストラクターメンバー達は、3時間の講義中誰一人として集中力を切らさずに、熱心にメモを取ってくれていました。

みんな熱意が凄いです。

正直、Basic講座の中で発酵に関わる菌についての学びが一番難しいところだと思います。

とても難しい内容に感じるかもしれませんが、日々皆さんが食べている発酵食品や発酵調味料を作るために欠かせない菌たちですから、その性質を理解できたら「何故?」と思っていた事がスッと腑に落ちるんです。

納豆に醤油をかけるタイミングはなぜ食べる直前なのか?

何故ぬか漬けは毎日混ぜなきゃいけないのか?冷蔵庫に入れてはいけないのか?

麹自体は甘くないのに、何故甘酒はあんなに甘いのか?

手作り甘酒が日数を経るとだんだん酸っぱくなるのは何故か?

乳酸菌とビフィズス菌の違いは何なのか?

(インストラクターメンバーの皆さん、昨日の復習だと思ってテキストを見返す前に考えてみてくださいね。笑)


今までなんとなく分かった氣になっていたり、または氣にしたことさえなかった事も「何故?」を理解できたらそのものに対する捉え方、向き合いがガラッと変わります。

今まで何と無く作って食べてた甘酒に、ますます菌の恩恵を感じて、酸っぱくなっていくという味の変化さえも「面白い」と思えるようになります。

納豆なんて冷蔵庫から出して、適当に混ぜて、すぐタレをかけて食べてたかもしれませんが、「何故?」が分かってたら納豆の扱い方がガラリと変わります。


ー奈津美先生の講義では「何故?」という理由が明らかで「どのように、どうするか」という手段や方法までの流れがとても勉強になります。それだけ先生ご自身が腑に落ちるまで考え続けられたからこその答えなのだろうなと毎回感心させられるばかりです。
自分自身の発信していることや考えていることに対して疑問を持ち、根拠をもって(自信をもって)答えたり、伝えていけるようにしなくちゃなと感じました。

ー発酵のこと、酵素のことを深く学べた回でした。難しい内容ですが、復習していく事の大切さを感じます。そして、何故発酵食が身体に良いのか根拠が理解できて充実した回でした。生徒として入っている時は先生の補足部分はただ聞いているだけでしたが、今回学んでみて補足のボリュームがこんなにあるとは驚きです。


好きなことを深めていくって本当に楽しいものです。

でも、今回の内容は難しいだろうなぁと思ってて、もしインストラクターメンバーが「ついていけない…」「こんなはずじゃなかった」「もうやめたい」なんて悲鳴をあげたらどうしようかと内心思ってました。笑

「何故?」が分かっているから、自信をもって人に伝えていくことが出来るわけで、例え細かいところまでは実際のレッスンで触れなかったとしても講師というのはその何倍も理解を深めていないとダメだって私は思うのです。

だってその方が自分も楽しいから。

幾つになっても新しい知識を身につけていくことはとても楽しいです。

自分が知らなかったことを理解して、頭での理解だけじゃなく、人にわかりやすく説明できるようになれた時に初めて知識になると思います。

それで、伝えた相手がちゃんと理解してくれたらもの凄く嬉しいです。

料理だってそうで、頭でこんな風に作るのかと理解するだけでなく、実際にパパッと作れるようになって初めて自分の定番レシピになる。

それで、作り方をレシピを見なくても伝えられるようになって初めて自分のモノにすることが出来たと言えるし、伝えた相手が「美味しく出来た!」って喜んでくれたら嬉しいです。

これが幸せの循環を創ること。

インストラクターメンバーは一歩ずつ幸せの循環を創る準備をしているのです。














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