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【台湾の旅_vol.3】「世界で最も美しい書店」と屋台ごはん(2019/05/16)

你好!本日で台湾4日目。

今日は夕方から料理教室があるので、それまではのんびりと体力温存のためにカフェに籠ってこれまでの出来事を綴ろうと思います。


私の滞在しているホテル『OrigInn Space』の周りにはお洒落なカフェやお手軽に台湾ごはんが食べられるところが沢山あるので、本当にありがたい!

ホテルの詳細は、↑のリンク先から良くわかると思うのですが、ふんわりさん的視点で改めてツボポイントを別記事で綴りますね。

さて、昨日の続き。

青空ブランチツアーを終えた後に向かったのは、『VVG something』という本屋さん。

本屋さんというか、文具屋さんというか、コーヒーも飲めて(これがまた絶品!)のんびりできる場所というのがふさわしい場所でした。

こちらの本屋さんは、『世界で最も美しい書店』にも掲載されているんです。



「世界で最も美しい書店」の本は、以前にもちらっと読んだことがあったのですが、いざ自分が本の中に掲載されているお店で改めて読むと一層ワクワクしました!

何しろ文章が美しい。

ついつい引き込まれてしまう流れるような表現というか、本そのものや本屋さんをひとつの宇宙として捉えているような壮大な世界観にウットリでした。

すぐ近くまで訪れたけど人が多すぎて入れなかったミラノと、ツアーなので行けなかったポルトの書店も掲載されてました。

『リヴラリア・レロ(ポルトガル・ポルト)』

『10 コルソ コモ(イタリア・ミラノ)』

なので、9月にロンドンを訪れた時に『ドーント・ブックス(イギリス・ロンドン)』は絶対足を運びたい!

私、特別本が好きってわけではないけれど、大人になってから気づいたのは、『本をのんびり読みながら、コーヒー飲んで居心地良く過ごせる余裕のある自分とそれを許容してくれる空間が好き』ということ。

だから、なんでも揃う書店が好きかと言えば、そういうわけではなく、『VVG something』のようにオーナーの趣味趣向で集めた本があって、本に没頭するわけでもなくちょっと流し読みする程度で、美味しいコーヒーを飲みながらただボーッとすることが楽しいし、幸せな瞬間だと思うのです。

おとなの贅沢ってお金を散財することよりもこういう時間の使い方なのかな、って感じます。

そんなわけで、ゆっくり過ごして沢山歩いて小腹が空いたところで、現地在住の方にオススメしてもらったお店へ。

お店の名前からもなんとなく想像できる通り、線のような細い麺(とろみあり)が食べられるお店。

見た感じはカップヌードルのようですが、全然違います!

乾物の小エビやパクチーが効いていて、お好みでニンニク・酢・唐辛子を加えていただきます。

小さめサイズで55元!(約170円)値段はカップヌードル並みに安い!笑

ちなみに、台湾では「醬(ジャン)」という字をそこらじゅうの飲食店で見かけます。

Advance講座で学ぶ「ひしお」も実は同じ字を使うんです。

看板の下から2行目「辣(ラー)」は唐辛子の辛さのことで、調べてみたら「辣椒醬(ラージャージャン)」とは日本で言う「唐辛子味噌=豆板醤」のことらしいです。


旅先でブログを書く楽しみとして、こうやって写真に撮ったものを人に伝えるために(自分の記録としても)調べてみる行為が必要だってこと。

調べるとスーパーに行った時に、「なるほど!」と思って買い物ができる。

中国語自体を喋れるようになりたいとかはあまり思わないけれど、調べて食材や調味料のことを知れるのは、とっても楽しいです。

さて、日が暮れてきてから訪れたのは「寧夏夜市」。

夕方17時過ぎから300mほどズラーっと屋台が並ぶ人気スポットです。

19時近くなると大混雑すると聞いたので早めに行ったのですが、それでも人気のお店はあっと言う間に満席に。

台湾では、行列ができる店は間違いなく美味しい!ということで、人が集まってる屋台を狙って食べました。

注文したのは『炒青菜』

書いて字のどこくですが、超シンプルな料理にも関わらず凄く美味しかったです!

今思えば、もしかしてこれがサツマイモの葉だったのかも?

すかさず調理をしているオッチャンをじーっと眺め、味の決めてを見極めようとしました。

<炒め物のポイント(予想)>

・なんの油を使っているかはわからなかったけど、ごま油ではないみたい。

・味付けは塩のみで、強火で巨大な中華鍋を使っている

・炒める際に、出汁(なんの出汁かはこの後紹介します)を加えている

そして、もう一つ頼んだのが、左から2つ目『しいたけと豚の脳みその塩味スープ』

これ、私的衝撃のチャレンジでした!THEゲテモノ!笑

実は、モロッコに行った時に「羊の脳みそ」がモロッコらしい料理だと聞いてはいたもののチャレンジする勇気と食欲がなかったので断念したんです。

だから、豚の脳みそでリベンジです。

写真だと全然見えませんが、見るからに「脳みそ」の形でした。

しかし、味は美味!!!白子にかなり近い食感と味で想像以上です。

で、このスープの出汁が本当に美味しい。

前回記事でも触れましたが、色々なスープを飲んだ結果、スープの出汁は豚骨(スペアリブ)を使っているから美味しいんだと判明。

どうやら豚骨だけでなく、しいたけやハマグリなども使っているようです。

しかも、スープは器ごと大型の蒸し器に入れられており、注文が入ったらそこから取り出すシステムになっていて、熱々の状態で提供されるんです。

屋台と言えど、味やクオリティは抜群!人気の理由がよーくわかりました。


そして、最後のシメはスイーツ!(まだ食べるモグモグ族。笑)

台湾の伝統ゼリー『愛玉子』の屋台へ移動します。

寒天とゼリーの中間のような食感で、ちゅるんと食べられて美味しい!

黒糖とレモン風味の味が、台湾の蒸し暑さを和らげてくれます。

お値段も35元(約110円くらい)と超お手頃!

このお店は55年も続く老舗で、レトロな屋台に腰掛けながらいただく食後のスイーツは最高でした。


愛玉子の種子という、要するに「ゼリーの素」がお店で売っていて、家でも簡単に作ることが出来ます。

ただ、見た目がイガグリのような、なんとも不思議な形をしているので、ちょっと怖くて買おうか迷っていたのです・・・。

ネットで調べてみたら凄く簡単に作れそうだし、実際とっても美味しかったので、夏のおやつ作りのために買ってみようと思います!

こうやってブログに綴るたびに知識が増えて、買いたいものを明確に決められるのは本当に楽しく、ありがたいことです。

けど、一つの記事を綴るのに約2時間くらいかかるんです・・。

色々調べながら、写真調整して、文章打って、超集中しているのであっと言う間に2時間過ぎるんですがね。

調べるうちに、もっともっと深く土地のことや食のことが知れるし、これが好きでやってる仕事ですから、とっても楽しいわけです。

色々調べるうちに得た情報は誰かと共有したくなるし、旅行できない人とも旅先の味を分かち合いたいなぁって思います。

そんなわけで、ポルトガル料理の会みたいに、台湾で買ったものでごはん会をやろうかなぁとぼんやり考え中。

では、vol.4に続きます。

続きへ

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