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【イタリア留学_vol.19】Pasta!Pasta!Pasta!(2018/06/25)

フィレンツェに帰ってきましたー!

なんか、日本の家に帰ってきたわけじゃないのに、フィレンツェに帰ってくると「帰って来たー!」という安心感があります。

バルセロナから帰ってきた時も、家に着いたら凄くホッとしたし、今回も特にトラブルなく楽しく小旅行が終われたことに安心するのかな。


さて、週末のスイス旅行のことを書きたいところですが、順番的には先週金曜日のパスタ&パンのクラスの様子から綴っていきたいと思います。

午前中、まずは手打ちパスタのクラスがありました。


<作ったパスタ>
①Tagliatelle paglia e fieno(白と緑色のタリアテッレ)
②Ravioli ricotte e spinaci(リコッタチーズとほうれん草のラビオリ)
③Tagliolini al limone(レモンソースのタリオリーニ)


<ソースの種類>
(1)Ragu(ラグー)
(2)Sugo di Zucchine(ズッキーニのソース)
(3)Bullo e Salvia(バターとセージ)

高松で私が大好きなイタリアン両忘さんが、いつも手打ちパスタを出してくれるので、私も手打ちパスタが作れるようになりたいなーと思ってこのクラスを受講しました。

でもね、実際のところキッチン中粉まみれになる勢いで打ち粉が必要なんですよ。

だから、パスタを家でやるのは現実的に無理かも・・・。笑

まぁ、それはさておき。


基本のパスタは卵・小麦粉・塩だけで作ります。

当たり前かもしれませんが凄くシンプルです。

これを伸ばして細く切れば出来上がり。

文字で書くとこんなに簡単なんですね。笑


でも、伸ばす作業がなかなか大変で、手で伸ばすことも勿論できるのですが、専用のパスタマシンでやったほうが圧倒的に楽です。

パスタマシンに生地を入れて薄く伸ばしていくのですが、この作業中に結構生地がくっついてしまうので、それを防ぐためにたっぷり打ち粉をしないといけないのです。

作業台が打ち込まみれになります。


粘土遊びをしているようで、やってる間はとても楽しいです!(あとで掃除をすることを考えなければね。笑)

この日は最初に紹介した通り3種類のパスタを作りました。


ラビオリは皆さんわかると思いますが、他のパスタの名前と形状は何がなんだかわかりにくいと思います。(こちらのサイトに写真付きで紹介されてます)

ガイア先生がパスタの形状を下の写真の通り絵で表してくれたんですが、これだとどんな形なのか違いが全くわからない・・・笑

いちお上から、パッパルデッレ・タリアテッレ・フィットチーネ・タリオリーニと書いてあります。


形状の違いだけで、元は同じ材料から作りました。(←同じ材料から作ってことも私は知りませんでした・・・。)

いやはや、家に帰ってから作るかどうかは別としてやっぱりどんな材料でどんな風に作るのかを知るだけでも凄く勉強になります!


そして、合わせるソースもパスタの形状によって向き不向きがあるんだそうです。

ラビオリにはSugo di Zucchine(ズッキーニのソース)か、Bullo e Salvia(バターとセージ)を合わせます。(私は後者を選びました)


Tagliatelle paglia e fieno(白と緑色のタリアテッレ)には、Ragu(ラグー:ひき肉)のソースを合わせます。

緑色にするのに大量のほうれん草を練りこむのですが、これがまた大変で、ほうれん草が入る分パスタを伸ばす作業が難しくなるのです。


見た目はすごく綺麗だけど、実際のところパスタを家で作るイタリア人もそんなに多くはないんだとか。笑

共働きが多いそうなので、なかなかそんな時間がとれないよね。。。


最後に、Tagliolini al limone(レモンソースのタリオリーニ)はレモンと生クリームで、いただきました。

一度に3種類もパスタを食べるなんて贅沢だと思うかもしれませんが、これが大分お腹に溜まって苦しい・・・笑(このあとパンも色々食べたけれど・・・)

でもやっぱり自分たちで作ったパスタは美味しかったです!


昨日ふと思ったんですが、日本でもいくらでもイタリア料理を学ぼうと思えばそういう教室や学校はあるのですが、やっぱり本場にしかない食材の使用したり、現地の人の感覚で食材の組み合わせや使い方を知ることができるのは、わざわざ現地で学ぶ意義の1つだと思います。

ガイア先生の授業はそういった食材についての話もとても詳しく教えてくれて、日本で同じものが手に入らないにしても、話を聞くことが非常に興味深いのです。(元シェフだった先生なので、なおさらかもしれません)

そういった基本を知ってる上で日本の食材の何で代用できるのかな?と考えるのもまた楽しみの一つです!

ではでは、次回はパンクラスについて綴りますね。

Ciao

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