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【イタリア留学_vol.12】孤高の天才(2018/06/18)

前回の続き。

別の建築家が担当していたサグラダファミリア。突然前任者が辞めちゃって、31歳のガウディさんが引き継ぐことになったらしい。(前回からガウディさんと呼んでいて、なんか知り合いみたいな感覚。笑)


そこから生涯サグラダファミリアに携わることになるんだけど、同時進行で様々な建築も担当してたって言うから凄い。(上の写真もガウディ建築「カサ・ミラ」)

「バルセロナ1日観光」の午後は、そんなガウディさんの他の建築物を見に行きました。

まずは、グエル公園へ。


モザイクが美しい公園は、当時グエルさん(ガウディさんの才能を認めてた富豪のおじさん)とガウディさんだけが住んでいたらしい。

サグラダファミリアもそうだけれど、とにかく石を積み上げて作った柱や天井は、もう今にも石が落ちて来そうなくらい。


一体全体どうやったらこんな建物を作ることができるんだろうか。。。

まして、現代ならまだしも何十年も前の時代に。。。

しかも積み上げるだけでなく、さりげなく植物の形にしてあったり、人の形にしてあったり。(遊び心を忘れないガウディさん。笑)

ほんとお茶目な人だよね。


バルセロナでは至る所でモザイク画を見ることができる。

このグエル公園も、ベンチや天井など様々な場所で、モザイク画を使っていてカラフルで可愛らしい。

とてもサグラダファミリアを作った人と同一人物と思えないようなお菓子の国にでもやってきたような世界観。


スペインは地震がないので、石で作ったこれらの建築物がこうして今でも残っている。

なんなら、昔は石で作った回廊を馬車が走っていたらしい。

日本で言うなら、お城のお堀が石で作られているけれど、あれは積み上げればなんとかなりそうだと想像できる。

でも、グエル公園やサグラダファミリアは石を積み上げて、超強力なボンドでくっつけても落下してきそうなくらいとんでもない構造なんです!(ボンドなんてない時代なのは当然わかってますとも・・・笑)



そして、その後はまた別のガウディ建築へ。

カサ・バトリョ(バトリョ邸)は、昔裕福なバトリョ家が住んでいたお家。(今でも子孫の方が1部屋住んでいるらしい。)

海をテーマに作られた豪邸はまさにディズニーシー!(いちいち例えがディズニーですが、決して私がディズニーマニアな訳ではありません。。笑)

ここでもガウディさん、芸が細かいの!!!


壁や天井、窓も部屋の仕切りも直線的な部分がほとんどなく、緩やかな曲線を描いた空間はゆらゆら揺れる波のようで、海の中から世界を覗いているよう。

色使いは青や紫を貴重にしていて、パステルカラーの配色がなんとも可愛らしい。

グエル公園やサグラダファミリアとは、またしても異なる世界観。


このお家を作るのに一体いくらかかったんだろう・・・(だっていちいち芸が細かすぎるので、機会的な作りではなく、全て手作業でないとなし得ない建物だから・・・。)

ガウディさん、凄すぎる!!!


これらの建物以外にも、本当に多くの建築物を残し、街の至るところにガウディさんの功績が目につく。

でも、当時はガウディさんが街を歩いていても、誰もそれが「建築家ガウディ」だってこと知らなかったらしい。

だから、天才は孤独だって思うんです。

ということで、「バルセロナ1日観光」で一気に観光地を駆け巡りました!

次回は、バルセロナ弾丸ツアーで食べた美味しい食べ物をご紹介します!

Ciao!





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